騒音、タバコの煙、アパートに備え付けの共同の洗濯機―。スイス人が隣人とトラブルになる主な原因が、比較サイト「コンパリス」のアンケートで分かった。10人に1人以上が1年に複数回、隣人と口論になったという。
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コンパリスのアンケート外部リンクに回答した人の64%が、隣人にいらいらしていると回答。その理由を複数回答で聞くと、ほぼ3分の1(28%)が、話し声や足音、子供、大音量の音楽やパーティなどによる騒音を挙げた。他には非友好的な隣人(16%)、廊下やバルコニーで吸うタバコの煙(14%)、おせっかいな隣人(12%)だった。
迷惑行為に気づいたとき、31%が隣人と直接話すとした一方、14%は大家に相談すると回答。ドイツ語圏に住む人たちは苦情を言うなどの行動には躊躇(ちゅうちょ)する傾向があり、28%が何もしないと答えた。逆にイタリア語圏のティチーノ州に住む人で、何もしないと答えたのは15%だった。
6人に1人(16%)が隣人とのトラブルが原因で引っ越したという。
スイス国内の賃貸アパートに住む人で、3人に2人は大家が共同生活の規則を設定していると答えた。一般的なルールは日曜日や祝日にうるさくしない、ペットを飼ってはいけない、など多岐にわたる。
リンク
国が16カ国語で発行する「スイスで部屋を借りるときに気をつけたいルール」のハンドブック外部リンク(独・仏・伊語)
(英語からの翻訳・宇田薫)
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