スイスの消費者は米アマゾンで電子書籍とスマートフォン用アプリ以外の商品を購入できなくなる。来年1月から改正付加価値税(VAT)法が施行されるためだ。
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アマゾンは3日、「2018年12月26日からAmazon.com外部リンクとその他の欧州連合(EU)非加盟国のアマゾンウェブサイトで購入した非デジタル製品は、スイス関税同盟内の住所宛に発送することはできなくなる」と発表した。
つまりスイスに商品を発送したい消費者はドイツ外部リンク、フランス外部リンク、イタリア外部リンク、スペイン外部リンク、英国外部リンク版といったEU加盟国のアマゾンで注文しなければならない。
アマゾンはルール変更により消費者に不便が生じることを詫び、変更は「スイスの付加価値税法の改正」が理由であると説明した。
スイスの付加価値税法は、オンライン販売業者とスイス国内の業者の取り扱いを公平にするため改正された。小額の委託販売品の年間売上高が10万フラン(約1130万円)以上のオンライン販売業者については2019年1月以降、スイス国内の配送と同じく送付物は全て付加価値税の課税対象となり、商品価額による免除(200フラン未満の書籍と62.50フラン未満のその他商品)ははなくなる。
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