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スタン・バブリンカ、リオ五輪を欠場

北京五輪で金メダルを獲得が決定した瞬間のフェデラーとバブリンカ Keystone

スイスのテニス界は再び悪夢に見舞われた。ロジャー・フェデラーの欠場に次いで世界ランキング4位のスタン・バブリンカ(31)が五輪に出場できなくなったと発表したからだ。

 「五輪に参加できなくなってとてもつらい。北京五輪、ロンドン五輪に次いでリオ五輪は僕の第3回目のオリンピック出場になる予定だった。だが、それができなくなった」と、バブリンカは2日、スイステニス連盟を通じて不参加を表明した。

 そして、こう付け加えた。「スイスからの全ての五輪参加者の健闘を心から祈っている」

 バブリンカはトロントで行われたロジャーズ・カップ2016で7月30日、日本の錦織に準決勝で敗れている。そしてこう述べている。「その試合中に痛みが次第に激しくなり、スイスでMRI検査をした結果、医者から無期限の試合出場禁止が申し渡された」。しかし、身体のどこの部分が負傷しているのかは、明らかにされていない。

結局スイスからは2人のみ出場

 バブリンカの欠場がスイスのテニスファンに衝撃を与えたことは言うまでもない。ついこの7月26日に、フェデラーがひざの故障で欠場を発表したばかりだからだ。

 フェデラーとバブリンカは、リオ五輪でダブルスを一緒に戦う予定で、2人で北京五輪のダブルスで獲得した金メダルの栄光をリオで再び手にすると期待されていたのだ。

 また、フェデラーの欠場発表の翌日、フェデラーとミックスダブルスで一緒に戦う予定だった19才のベリンダ・ベンチッチも手首の故障で出場を断念している。

 結局、予定されていたスイスからのテニスの五輪出場者は、当初の6人からティメア・バシンスキーとマルチナ・ヒンギスのわずか2人になった。

(英語からの翻訳・編集 里信邦子)

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