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秋の伝統行事「レーベリエヒトリRäbeliechtli(スイス独語で「カブの灯り」)」が11日、ドイツ語圏各地で行われた。
日が暮れた後に公園などから出発し、紫カブをくり抜いたり削ったりして作った提灯を持ち、1時間ほどかけて町を練り歩くのが伝統だ。
元は農家の季節行事だった。日照時間が短くなった時節に温かい灯りで町を照らし、冬の訪れを告げる。
今年はあいにく全国的に雨が降る悪天候に見舞われた。首都ベルンの行進に参加した30歳代女性は、3人の子供を連れて寒空を歩いた。「これをしないと光を呼び戻せないから」と、子供たちお手製のカブ提灯に灯をともした。
行進の最後には自治体などが用意した暖かい野菜スープが振舞われ、参加した家族らは冷えた体を温めた。
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スイス、PFASの規制強化を検討
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スイス連邦政府は「永遠の化学物質」の異名を持つ有機フッ素化合物(PFAS)の規制強化に着手した。飲み水の上限値は来年から引き下げられる。
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ローザンヌ国際バレエコンクール 韓国高校生男子が優勝、安海さんが3位
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ローザンヌ国際バレエコンクールの最終選考が8日に行われ、韓国のパク・ユンジェさんが優勝。群馬出身の安海真之介さんが3位で入賞した。
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スイス検査・認証SGSが本社移転 ジュネーブからツークへ
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世界有数の試験・検査・認証機関であるスイスのSGSは、本社をジュネーブ州からツーク州に移転する。大手多国籍企業の移転は、ジュネーブ州の税収にも影響を及ぼしそうだ。
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ローザンヌ国際バレエコンクール2025始まる 日本から13人出場
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スイス西部ローザンヌで2日、第53回ローザンヌ国際バレエコンクールが始まった。23カ国から集まった85人の若手ダンサーが8日の最終選考進出を目指し、さまざまな課題曲に挑戦する。
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スイス政府、国際養子縁組を禁止へ
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スイス連邦政府は29日、国外から子どもを迎える国際養子縁組を将来的に禁止する意向を表明した。虐待防止措置の一環としている。
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スイス、全てのカップルへの精子・卵子提供を合法化へ 政府方針
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スイス政府は29日、生殖補助医療法を改正し、カップルに対する卵子提供を合法化する方針を発表した。政府はまた既婚・未婚問わず全てのカップルへの精子・卵子提供を解禁する意向を示した。
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スイスに感染症情報解析センター発足
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感染症に関する情報を収集・解析する「病原体バイオインフォマティクスセンター(CPB)」が23日、スイスの首都ベルンに新設された。集約したゲノムデータを管理・解析し、スイスの感染対策を改善する役割を担う。
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ETHチューリヒ、気候に優しい除湿機を開発
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スイスの連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は10日、電気を使わない除湿器を開発したと発表した。壁や天井の建築材として、空気中の湿気を吸収し一時的に蓄えることができる。
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スイスでX離れ進む
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スイスで「X」から撤退を表明する企業や著名人が相次いでいる。
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スイスの研究者、キノコで発電する電池を開発
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スイスの研究者たちが、キノコで発電する電池を開発した。農業や環境研究に使われるセンサーに電力を供給できるという。
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風習・祭り
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カーニバルからヨーデルフェスティバルまで、スイスの風習や伝統は州によって多彩に異なる。 バーゼルのカーニバルで騒々しい不協和音の音楽を奏でるグッゲンミュージックの音楽隊(写真)、ベルンの玉ねぎ市、アルプスの山村で開催され…
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暗い冬に灯るあかり
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毎年11月、伝統的な秋の行事「レーベヒルビ」が近づくと、幼稚園や学校では子供たちが秋カブを使ってちょうちんを作り始める。今日のジャガイモのように、中世においてカブは欠かせない主食の一つだった。カブのちょうちんを持って子供たちが夜道を行進するこの行事は、収穫祭や「聖マルティンの日」と並んで、ドイツ語圏では伝統的な秋の行事だ。
白と紫の色をした秋カブの中身をスプーンなどでくり抜き、先の尖ったナイフでカブの外側を装飾する。太陽、月、星などのモチーフを彫る子供たちもいれば、自分の名前を彫る子供たちもいる。こうしてオリジナルのカブちょうちんが出来上がる。
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11月11日、ルツェルン州Surseeの町の中心地、市庁舎前の特設舞台には、殺されたガチョウがつる下げられる。冬の到来を前に行う奇習「ガチョウの首切り(Gansabhauet ガンスアブハウエットゥ。Gans=ガチョウ、…
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