The Swiss voice in the world since 1935

スイス、破産手続きが過去最多を記録

ジュネーブ
ジュネーブは昨年、破産手続きが多かった Keystone

昨年、スイス国内で破産手続きが過去最多を記録した。企業の倒産、個人の自己破産が約1万4千件に上った。

連邦統計局によると、2017年から5.4%増加した。経済的損失額は総額20億フラン(約2200億円)とみられる。 

26州のうち、数が減少したのはチューリヒ州(24件減)のみ。南東部のフランス語圏地域の増加が顕著で、ヌーシャテル州が15.7%、ジュネーブ州が16.5%、ジュラ州が25.5%だった。

件数は5.4%増だが、損失額は20%と大幅に増えた。ジュネーブ州が前年比3億7300万フラン増と悪化が目立った。

統計には、経営不振に絡む破産手続きは含まれていない。そうした破産手続きは昨年、わずかに減少した。

ただ、2018年のスイスの経済成長率は安定しており、失業者数も10年ぶりの最低水準となっている。

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

大阪・関西万博

おすすめの記事

スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール

このコンテンツが公開されたのは、 日本を公式訪問中のスイスのイグナツィオ・カシス外相は22日、2025年大阪・関西万博のスイス・ナショナルデーのオープニングセレモニーに出席し、結束と対話を呼びかけた。

もっと読む スイス外相、大阪・関西万博で結束と対話をアピール
クラウス・シュワブ氏

おすすめの記事

WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任

このコンテンツが公開されたのは、 世界経済フォーラム(WEF)は21日、創設者で会長のクラウス・シュワブ氏が同日付で辞任したと発表した。

もっと読む WEFのクラウス・シュワブ会長が辞任
コーデリア・ベール

おすすめの記事

TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出

このコンテンツが公開されたのは、 米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。

もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
卵の棚

おすすめの記事

ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ

このコンテンツが公開されたのは、 スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。

もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
スイスのカリン・ケラー・ズッター大統領

おすすめの記事

スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、米国の追加関税について、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談した。

もっと読む スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部