昨年、スイス国内で破産手続きが過去最多を記録した。企業の倒産、個人の自己破産が約1万4千件に上った。
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連邦統計局によると、2017年から5.4%増加した。経済的損失額は総額20億フラン(約2200億円)とみられる。
26州のうち、数が減少したのはチューリヒ州(24件減)のみ。南東部のフランス語圏地域の増加が顕著で、ヌーシャテル州が15.7%、ジュネーブ州が16.5%、ジュラ州が25.5%だった。
件数は5.4%増だが、損失額は20%と大幅に増えた。ジュネーブ州が前年比3億7300万フラン増と悪化が目立った。
統計には、経営不振に絡む破産手続きは含まれていない。そうした破産手続きは昨年、わずかに減少した。
ただ、2018年のスイスの経済成長率は安定しており、失業者数も10年ぶりの最低水準となっている。
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