スイス軍の二つの軍訓練学校が15日開校し、1万200人超の入隊者と共に2018年のスタートを切った。
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通常、この週に軍務に不適格と判断された若者は自宅に帰される。
また今年から軍備の見直し計画が実施され、基礎訓練期間が21週から18週に短縮されたほか、入隊者は2日間の休みを自由に取得できる。
スイスの軍訓練校では、18週間の日程を一度に修了するか、分散するやり方が一定の条件下で選べる。連邦国防省によると、一度に終える方法で訓練を受けるのは約1570人。
また、入隊者の120人は女性だった。スイスでは、兵役が義務付けられているのは男性のみ。女性は希望すれば入隊出来る。兵役を希望する女性の数は増加傾向にあるが、フルタイムで兵役に就く女性は依然少ない。
>>兵役に就くスイスの女性、年々増加
国防省によると、精神面などに問題を抱えた入隊者は訓練中にサポートを受けられるが、自傷行為、あるいは他人に危害を加えるおそれがあると判断した場合、訓練から除外する。事前審査の段階で53人が除外されたという。
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1914年12月25日、第1次世界大戦が始まって初めてのクリスマス。国境を守るスイス兵の士気は低かった。兵士たちは平和と、特に家族の愛情を求めていた。
欧州諸国は戦争の真っただ中にあった。スイスは中立を保っていたが、外国軍に侵攻され、他の国へ行くための通路として使われるのではないかと恐れていた。そのため、砦(とりで)や道路の建設、そしてドイツ、オーストリア、フランス、イタリアとの国境の警備が必要だった。
「1914年8月に戦争が始まり、数千人の兵士と馬が動員された。あまり組織だった動員ではなかった。政府も少し不意を突かれていたからだ」と、バーゼル民族文化博物館で2015年1月11日まで開催中の「Sad Christmas(悲しいクリスマス)」展のキュレーター、ドミニク・ヴンデルリンさんは話す。これは主にスイスと近隣国の第1次世界大戦に焦点を当てた展覧会だ。
「そのせいでスイスの兵士はすぐに影響を受けた。冬が近づくにつれて、彼らの士気はひどく低下した」
兵士はしばしば劣悪な環境で生活することを余儀なくされた。事実、ドイツ占領下のアルザス地方と国境を接するジュラ山脈の村々に到着した兵士たちは、泥をのけたり害虫を駆除したりしてからでなければ寝泊まりできなかったという。
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