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スイス、個人資産額で世界首位に グローバル・ウェルス・リポート

ずらりと並ぶ高級車
2022年、世界の個人資産が2008年以来15年ぶりに減少するなか、スイスは資産額で首位にたった © Keystone / Christian Beutler

スイスは2022年、1人当たりの資産額で世界一になった。

UBSと子会社のクレディ・スイスが15日に発表した「グローバル・ウェルス・リポート2023外部リンク」によると、スイスの平均資産額は68万5000ドル(約9950万円)と、世界で最も多かった。2位は米国(55万1350ドル)、3位は香港(55万1190ドル)だった。

日本は平均値(21万6078ドル)では20位内に入らなかったが、中央値(10万3680ドル)は16位だった。

昨年の世界の家計資産は総額454兆4000億ドルと、前年比2.4%減った。減少は2008年の金融危機以来15年ぶり。

金融資産が減価した一方、不動産は金利が急上昇するなかでも底堅かった。

リポートは、総資産は2027年までに38%増え629兆ドルに達すると予想する。中程度の富を持つ国々の成長が牽引する。世界の富裕層の数は8600万人に増えるとみる。

英語からの翻訳:ムートゥ朋子

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