男子テニスのロジャー・フェデラー選手が16日、ABNアムロ世界テニストーナメント(オランダ・ロッテルダム)で準決勝進出を決めた。これにより、フェデラーは世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、最年長の36歳で再び世界王者に返り咲いた。
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マルチメディア・ジャーナリスト。2017年にswissinfo.ch入社。以前は日本の地方紙に10年間勤務し、記者として警察、後に政治を担当。趣味はテニスとバレーボール。
これまでの最年長世界ランク1位はアンドレ・アガシ(米国)の33歳133日。
フェデラーは試合後、コート上のインタビューで「年を取ると、これまでの2倍は努力しなければならない。だからこれ(最年長で1位に返り咲いたこと)は、もしかしたら自分のキャリアの中で最も意義深いことかもしれない」と笑顔で喜びを語った。また、自身のフェイスブックで、試合後に贈られた「最年長王者」のトロフィーを掲げて笑う写真と「世界一」のメッセージを絵文字で投稿した。
アガシもこの試合の直後、自身のツイッターで「更なる偉業達成、おめでとう!」と祝福の言葉を贈った。
1998年にプロデビューしたフェデラーは、2004年に22歳で初めて世界ランク1位に上りつめた。世界ランク1位通算302週、連続237週はいずれも史上最高記録。ただ、12年10月以降はナダルらの台頭により、世界一の座から遠ざかっていた。
16年、ひざの負傷で半年間戦線を離脱。だが、復帰後初試合となった翌17年1月の全豪オープンは決勝でナダルを破って優勝し、シーズン後半もトーナメント12戦7勝と奇跡的なカムバックを果たした。さらに今年1月の全豪オープンを連覇、プロ20年目の節目にグランドスラム20勝の偉業を成し遂げた。
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