2018年の第46回ローザンヌ国際バレエコンクール(1月28日~2月4日)の事務局は2日、過去最多となる応募者380人のうち69人がビデオ審査を通過し、予備選考で合格した9人を合わせて計16カ国の78人が本選への出場を認められたと発表した。国別では、韓国が20人で最多。日本からは10人が出場する。
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横浜市出身。1999年からスイス在住。ジュネーブの大学院で国際関係論の修士号を取得。2001年から2016年まで、国連欧州本部にある朝日新聞ジュネーブ支局で、国際機関やスイスのニュースを担当。2016年からswissinfo.chの日本語編集部編集長。
ビデオ選考は先月26日から29日、ヴォー州ローザンヌで行われた。今回から参加年齢の下限を従来の15歳から14歳6カ月に引き下げ、「ジュニア部門」と「シニア部門」も導入した。
今回は日本人女子や中国人男子らアジア圏のダンサーが目立ち、アジア人が出場者の半数を占めるが、特に多いのは韓国人のダンサーだ。韓国では近年、バレエが大ブームだという。過去11年間は日本人が最多だった。
韓国の予選通過者20人のうち13人は、前回のコンクールで8位を獲得したスヌ・リムさんの出身校「Sunhwa Arts School外部リンク」(ソウル)の中・高等部在籍者。同校は韓国でも有数の芸術学校だ。
事務局によると、日本人の出場者は下記の通り。内訳は男性2人、女性8人。
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日本人の出場者
- 本多優衣子(ほんだ・ゆいこ) メザミバレエスタジオ
- 梯幹矢(かけはし・みきや) スイス、バーゼル劇場バレエ学校
- 宮原詩音(みやはら・しおん) ポルトガル国立コンセルヴァトワール
- 森脇崇行(もりわき・たかゆき) 小池バレエスタジオ
- 長末 春(ながすえ・しゅん) Yoko Kurata Ballet Studio
- 大岩詩依(おおいわ・しえ) Yarita Yu Ballet Studio
- 大木 愛菜(おおき・あいな) ドイツ、ジョン・クランコ・スクール
- 立花乃音(たちばな・のん) アイコ・シーマンバレエスタジオ
- 高橋きりか(たかはし・きりか) 英国、個人
- 宇田 美久(うだ・みく) 森高子バレエ教室
ローザンヌ国際バレエコンクール
正式名称はPrix de Lausanne(プリ・ド・ローザンヌ)。スイス西部のヴォー州ローザンヌで1973年から開催されている。14歳6カ月~19歳未満の若いダンサーを対象にした世界最高の国際コンクールの一つで、若いダンサーの登竜門とも言われる。
第46回コンクールは、2018年1月28日から2月4日まで開催され、決勝は3日に行われる。予選のビデオ審査を通過した約70人が参加する。入賞者は、希望するバレエ学校かバレエ団で1年間研修でき、奨学金が与えられる。
この記事の記者のTwitter: @akiko_swi外部リンク FB: 上原亜紀子外部リンク
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