傾斜したボーリュ劇場の舞台で審査が行われるローザンヌ国際バレエコンクール。慣れない斜めの舞台でも日ごろの練習の成果を出せるようにと、休憩の合間も舞台でリハーサルを行う若いダンサーの姿が見られる。コンクールに挑むダンサーの初日をカメラが追った。
このコンテンツが公開されたのは、
イタリア出身で、子供時代をアフリカで過ごした映像制作者。今はスイスを故郷と感じる。イタリア国立映画学校で映画監督を学び、ベルリンとウィーンでドキュメンタリー編集者および監督・プロデューサーとして活躍。マルチメディアを用いた魅力的な物語を制作している。
横浜市出身。1999年からスイス在住。ジュネーブの大学院で国際関係論の修士号を取得。2001年から2016年まで、国連欧州本部にある朝日新聞ジュネーブ支局で、国際機関やスイスのニュースを担当。2016年からswissinfo.chの日本語編集部編集長。
28日からスイス西部ローザンヌのボーリュ劇場で開催されている第46回ローザンヌ国際バレエコンクールでは、ビデオによる予選審査を通過した14~18歳のダンサー74人が、5日間に渡るレッスンと審査を受けている。観客が客席から見やすいようにと舞台が3.5%傾斜したこの劇場で踊ることは、多くの若いダンサーにとって最初の難関。1日も早く斜めの床でバランスを保って踊ることに慣れるよう、レッスンや審査の合間のわずかな空き時間にも練習を重ねる。
おすすめの記事
おすすめの記事
日本から参加しているダンサーに一言インタビュー
このコンテンツが公開されたのは、
コンクール出場に向け、「1日に10時間ほど稽古をした」と話す広島県出身の森脇 崇行(もりわき たかゆき)さん(15)と「腹筋や体幹トレーニングに力を入れた」と語る京都府出身の立花 乃音(たちばな のん)さん(15)に、レッスン初日の印象を聞いた。
もっと読む 日本から参加しているダンサーに一言インタビュー
コンテンポラリーのコーチを務めるパトリック・アルマンさんは、参加者について「とても素晴らしい子ばかり。でも、もっと動きが柔らかくなったらと思う」と話す。「現代のダンサーには、クラシックやコンテンポラリーの踊りに加え、歌ったり、劇を演じたりという多様性が求められる」「この1週間で動きに緩みと弾力がある踊りになるよう指導したい」と語る。
おすすめの記事
おすすめの記事
レッスン初日の様子
このコンテンツが公開されたのは、
.
もっと読む レッスン初日の様子
ローザンヌ国際バレエコンクール外部リンク
正式名称はPrix de Lausanne(プリ・ド・ローザンヌ)。スイス西部のヴォー州ローザンヌで1973年から開催されている。14歳6カ月~19歳未満の若いダンサーを対象にした世界最高の国際コンクールの一つで、若いダンサーの登竜門とも言われる。
第46回コンクールは2018年1月28日から2月4日まで開催され、決勝は3日に行われる。予選のビデオ審査を通過した74人が参加する。入賞者は、希望するバレエ学校かバレエ団で1年間研修でき、奨学金が与えられる。
続きを読む
おすすめの記事
ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
このコンテンツが公開されたのは、
10 代のバレエダンサーを取り巻く環境は、どのように変貌を遂げつつあるのだろうか?ローザンヌ国際バレエコンクールの最新情報をお届けする。
もっと読む ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
おすすめの記事
写真家によるローザンヌバレエの舞台裏
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでバレリーナだったフランス人写真家キャロリン・マンジョレ氏が、ローザンヌ国際バレエコンクール開催中、舞台裏の様子をカメラに収めた。
もっと読む 写真家によるローザンヌバレエの舞台裏
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール決勝 優勝は13歳でバレエを始めた ワグマンさん
このコンテンツが公開されたのは、
審査委員長のテッド・ブランドセン氏は、今回のコンクールを振り返り、「数年前まではレベルの高い男子ダンサーを見つけるのが難しかったが、今年のレベルはとても高い。また、女子も基礎がとても素晴らしい。とても衝撃的」と称賛した…
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール決勝 優勝は13歳でバレエを始めた ワグマンさん
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール準決勝 日本人は2人が決勝へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス西部ローザンヌで2日、第46回国際バレエコンクールの準決勝が行われ、明日の決勝に進出する21人が選出された。日本人は、大木愛菜(おおき あいな)さん(17)と森脇崇行(もりわき たかゆき)さん(15)が決勝に出場する。結果発表直後にファイナリスト数人に感想を聞いた。
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール準決勝 日本人は2人が決勝へ
おすすめの記事
審査員の加治屋百合子さんに聞く バレリーナへの道
このコンテンツが公開されたのは、
2000年にローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞した加治屋百合子さんは現在、米・ヒューストンバレエ団でプリンシパルとして活躍する。今回、審査員として再びローザンヌの地を踏む加治屋さんに、コンクールへの思いや、若いダンサーたちへのメッセージを聞いた。
もっと読む 審査員の加治屋百合子さんに聞く バレリーナへの道
おすすめの記事
バレエコンクールに出場する若手ダンサーへ プロからのアドバイス
このコンテンツが公開されたのは、
第46回ローザンヌ国際バレエコンクールが今日開幕した。15カ国から76人が出場し、決勝は2月3日。今回のコンクールでは14歳6カ月から参加資格があり、ますます若いダンサー同士の競争が高まる。プロを目指すダンサーはどのような心構えでコンクールと向き合うべきなのだろうか。プロにアドバイスを聞いた。
もっと読む バレエコンクールに出場する若手ダンサーへ プロからのアドバイス
おすすめの記事
バーゼルで学ぶ若いダンサー、コンクールに向けてラストスパート!
このコンテンツが公開されたのは、
本番まであと1週間!プロのバレエダンサーを目指し、ローザンヌ国際バレエコンクールに挑む若者たちは、技術を磨き、心身を鍛える。どのようにして踊りの技能を高めるのだろうか。スイスから出場するダンサー、茨城県出身の梯さん(18)とベルギー人のパレマンさん(18)の稽古風景を見学した。
もっと読む バーゼルで学ぶ若いダンサー、コンクールに向けてラストスパート!
おすすめの記事
新ルールでさらに若いダンサー後押し
このコンテンツが公開されたのは、
来年1月28日から始まる第46回ローザンヌ国際バレエコンクールの選考ルールが変わる。
もっと読む 新ルールでさらに若いダンサー後押し
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。