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スイスでインフルエンザが流行している。ピークは脱したが患者数は依然多く、連邦内務省保健局が注意を呼びかけている。
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同局が24日発表した統計によると、先週1週間で医療機関にかかったインフルエンザの患者数は10万人当たり平均303人だった。
患者数は依然多く、スイス全域に広がっているものの、先週のピークである10万人当たり351人からは若干減少した。
大半の年齢層で数値が改善したが、14歳以下の子供については注意が必要。0~4歳児の罹患率が最も高く、10万人当たり平均546人だった。
地域別では、フランス語圏、首都ベルン周辺の患者数は減少。スイス北部のバーゼル州、アーラウ州では増加した。
保健局によれば欧州でも似たような状況で、すでにピークを脱した。最もインフルエンザが流行る時期は、一般的に12月から3月とされる。同局はとりわけ罹患リスクの高い乳幼児と65歳以上の高齢者、妊娠中の女性、慢性疾患を持つ患者に予防接種を受けるよう呼びかけている。
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