ホリデーシーズンのスイスに影響を与えている大荒れの天気は今後も続く模様だ。スイス南部の一部地域では雪崩警報が発令されている。
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警報は連邦森林降雪国土研究所外部リンク(WSL)が8日夜に最高レベル5の雪崩警報を発令。雪崩のリスクが特に高い地域を持つヴァレー(ヴァリス)州に警戒を呼びかけている。
WSLは、昨年のクリスマスシーズンに降った大量の雪の表面に新雪が降り積もることで「大規模な雪崩が頻発する恐れがある」としている。
警報5は、同州のサース・フェー、ツェルマットにある人気スキーリゾート周辺に集中。警報はその後、レベル4に引き下げられた。
荒天の影響でツェルマットへの鉄道は8日夜から運休外部リンクしている。そのほかのヴァレー地方の広範囲、およびティチーノ州にはレベル4の雪崩警報が発令されている(下記の地図参照)。
フェーン現象の温かい東風によって、スイスの低地では例年になく高い気温が続く。一方、標高1400~1800メートルのヴァレー州の一部地域では、8~9日にかけて最大110センチの降雪予報が出た。
スイスでは数日前にも、冬の嵐「ブルクリント」によって列車の脱線、高速道路上でトラックが横転する事故のほか、数千世帯が停電するなどの被害が出たばかりだ。
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