北朝鮮による6回目の核実験を受け、スイスフランが一時上昇。武力衝突への予想は少ない。
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4日の外国為替市場では安全通貨であるスイスフランや日本円に上昇圧力がかかった。フランは対ドルで先週末より0.5%、円は0.7%それぞれ上昇した。ただ本格的な武力衝突に向かうとの見方は少なく、一段とフランや円を買い集める展開にはいたっていない。
ロイター通信4日付けによると、コメルツバンクのFXストラテジストThu Lan Nguyen氏は「地政学リスクの高まりで円は1ドル=110円を割り込んだ。過去48時間の展開に驚いたものの、紛争に至らない限り相場が大きく反応することはないだろう」とコメントした。
市場で投資意欲が高いときには低金利のフランや円を売って金利の高い資産を買う動きが強まる。地政学リスクが高まるとその逆流でフランや円が買い戻され、フラン高や円高になる傾向がある。
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