【年末のご挨拶】明くる年も皆様との交流を楽しみにしています
親愛なるSWI swissinfo.ch読者の皆様
今年も残すところ、あとわずかになりました。本年中のご愛顧に心より感謝申し上げますとともに、皆様のますますのご多幸と、そして何よりもご健勝をお祈り申し上げます。
また、来る年も引き続き、読者の皆様との交流を楽しみにしております。どうやって交流をするのかとお思いでしょうか? SWI swissinfo.chのサイトにある10カ国語対応の意見交換コーナーでは、多言語で皆さんの経験談を共有し、深い議論を交わせる、国境を越えたオープンな意見交換の場を提供しています。
特定のテーマは既に10カ国語で配信されています。その中でも、現在話題になっているテーマや新年に引き続き皆さんと議論したいテーマを、ここでいくつかご紹介します。
- 気候危機とスイスの役割(ホスト:ルイージ・ヨーリオ記者)
- 開発援助と植民地主義(シビラ・ボンドルフィ記者)
- 表現の自由(レナート・キュンツィ記者)
- 安楽死(宇田薫記者)
こちらのページをぜひ一度ご覧になって、世界の読者と日本語で意見交換をしてみてください。読者の皆様の経験を同コーナーで共有していただくことが、私たちの交流の扉を開き、お互いの共通理解を深め、別の新しい視点を得ることへとつながっていきます。そうやって読者の皆様と一緒に、関連するテーマをより良く理解し、それを掘り下げていけるような、そんな建設的な議論ができればと思っています。私たちは決して、読者の皆様よりも多くを知っているわけではありません。だからこそ、皆様と一緒に、私たち全員で世界をもっと理解したい、そう思っているのです。 その際に念頭に置きたいのは以下の点です。
・断片化ではなく、協力と共通理解へ
・独立した質の高いジャーナリズムのあるべき姿に対する常識と理解を、個々の範囲から共有のものへと広げる
・フェイクニュースや偽情報に対する共通の対抗手段として、個々の価値観を共有の可視性、品質、透明性へと変化させる
私たちのサイトは、公共のメディアハウスとして、この意見交換の場のベースとなる「知識」を提供するものです。そのため、意見交換コーナーにはswissinfo.chのジャーナリストによる記事や情報が紐づけてあります。
ジャーナリスティックな投稿は、共感や思考を引き起こしたり、議論されたり、批判されたり、異なる意見との対話を可能にしたりします。常に成功するとは限りませんが、私たちはそこに意義を感じています。読者の皆様のご参加は、私たちの活動と同じくらい重要なものです。皆様のお力添えがあってこそ、swissinfo.chはスイスから世界に向けてのプラットフォームとしての任務を、効果的に果たすことができるのです。
明くる年も、読者の皆様にとって実りある、良き議論に満ちた1年となりますよう、心よりお祈りいたします。
最後に、多文化でユニークなswissinfo.chチームを紹介した映像(英語字幕付き)をお楽しみください。
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どうぞ良いお年をお迎えください。
ラリッサ M. ビーラー、SWI swissinfo.chチーム一同 より
年の変わり目にぜひもう一度読んでいただきたい記事をほんの一部、こちらにご紹介いたします。
●エジプト人実業家ユセフ・ナダ氏の受難と「テロとの戦い」におけるスイスの役割を振り返った「怒りの星霜」
●自殺ほう助でこの世を去った日本人男性の最後の3日間に同行した「スイスで安楽死した日本人が最期に伝えたかったこと」
●世界保健機関(WHO)の年次総会の報道記事を包括的にまとめた「WHO年次総会、世界の人々の健康のため決断の時」(「国際都市ジュネーブ」関連記事)
●途上国に本当に必要な支援が何かを知っているのは、誰なのでしょう?「開発支援は誰のモノ?軽視される途上国NGO」
●製薬業界のこれまでの発展、そして新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が同業界に与えた影響とは?スペシャルコンテンツ「スイスの製薬会社の過去、現在、そして未来外部リンク」
●今年合意した国際的な法人税ルールがスイスにもたらすものとは?「国際課税新ルール スイスの企業誘致に残る抜け穴」「最低法人税率、スイスに募る危機感」
●複雑で不透明な商品取引の世界に光を当てた解説動画「スイスにおける商品取引を解説」
●「表現の自由」を求め、声を上げ続ける世界の人々を動画シリーズで紹介する「『表現の自由』を求める人達のプラットフォームに」
(独語からの翻訳・大野瑠衣子)
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