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スイスの建築事務所ヘルツォーク&ド・ムーロンがバーゼルに高層ビル3棟を建築する。居住用のビルとしては国内最高となる。
同社は小売大手ミグロ、クリストフ・メリアン財団とバーゼル市が公募したコンペで、5社の競合を破って選ばれた。バーゼルの街外れドライシュピッツ(Dreispitz)区域に居住用アパートを建設するプランだ。
ここにはもともと免税店の倉庫があり、このエリアを居住施設、教育・娯楽施設などからなる都市型地域へと再開発する。ヘルツォーク&ド・ムーロンが手がけるのは、高さ135~160メートルの円筒状のビル3棟。鉄道の線路沿いに建設する。他にも低層居住ビルが街の中心に向かって広がる。プロジェクト全体でアパート800棟が建設される予定。
同プロジェクトには約8億フラン(約910億円)が投じられ、21世紀以降ではバーゼルで最大規模の再開発となる。ヘルツォーク&ド・ムーロンはスイスで最も高いビル、ロシュタワー(178メートル)を建設した実績がある。タワーは製薬会社ロシュの自社ビルで、バーゼルにある。
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