スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の今夏のフライトスケジュールは、新型コロナウイルスの影響で通常の20%程度にとどまる見通しだと、取締役の1人が語った。
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同社のフランス語圏部門「Western Switzerland」のロレンツォ・ストール代表は18日、地元のスイス公共放送(RTS)に対し「(渡航)規制緩和を見越した社のシナリオを作成している」と語った。だが今夏の見通しは「非常に厳しく」、同社史上で最も困難なものになるだろうと語った。
ストール氏は、航空機にもソーシャルディスタンシング(社会的距離)が適用されたことで、財政難が悪化していると指摘。「距離を維持するため、乗客同士の間に空席を挟んでいる」という。
世界的なコロナウイルス危機で、SWISSは数十機の航空機を約1カ月、チューリヒのデューベンドルフ飛行場とジュネーブ空港に地上待機させている。初めての事態で、待機場では航空機を駐機させるスペースの確保に苦慮したという。
「隔離された」航空機は、腐食や虫の侵入を防ぐため定期メンテナンスが必要。RTSは、メンテナンスには人件費がかかり、コスト総額は1機に付き1日数千フランと報じた。
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