スイスの刑務所の収容率は2012年のピーク時から減少し、定員を下回ったことがわかった。一方でフランス語圏とイタリア語圏の収容率は107%と高く、地域差が明らかになった。
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連邦統計局(BFS)は5日、スイスの刑務所の17年の収容率が92.5%になったとの報告書を発表外部リンクした。13年に比べ7.8ポイント減った。
一方で、一部の地域では過剰収容されていることが明らかになった。収容率が最も高いのはフランス語圏とイタリア語圏の107%。反対にドイツ語圏の収容率は、北西部と中央部は88%、東部は80%。
人口比でみると、フランス語・イタリア語圏では人口10万人あたり109人、ドイツ語圏北西部と中央部は68人、東部で71人。全国平均で81人だった。2017年9月時点で前年比1%減の6863人が収容されている。
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昨年発生した殺人事件の認知件数は前年比21%減の45件。一方、殺人未遂事件は33%増の187件。また盗難は11%減の47万944件で、一日平均130件発生していることになる。
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