8月最後の週末にかけ開催されたスイス相撲大会で28日、マティアス・グラネールさん(30)が王者に輝いた。30歳の勝者は1940年以来のできごとだった。
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決勝では、グラネールさんが相手のアルモン・オルリックさん(21)に抱えられてグルグルと数回も回転させられる場面も。しかし、最終的にはグラネールさんが、オルリックさんの肩をおがくずの地面につけ、勝利を決めた。
グラネールさんはベルンに住む体育教師。ベルン出身者が過去2回とも王者の座についた点は今回も同じだが、一つ違うのはグラネールさんの「高」年齢だった。今までの76年間、勝者はいつも30歳以下の「幼い若者」だったからだ。
優勝商品は、伝統に従い雄牛一頭だった。
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大成功のうちに閉幕 スイス相撲・アルプス地方伝統スポーツ大会
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スイス仏語圏ラ・ブロワ地方で開催された、スイス相撲・アルプス地方伝統スポーツ大会が大盛況のうちに幕を閉じた。
大会が開催された週末は気温が30度を越え、焼け付くような日差しの中、観客は帽子や日よけ、ビールで暑さをしのぎながら観戦した。この大会ではスイス相撲のほかに、石をできるだけ遠くに投げる「石投げ」やゴルフと野球をミックスしたようなチームスポーツの「ホルヌッセン」が行われた。
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スイス相撲や「石投げ」など、アルプス地方の伝統スポーツが行われる「連邦シュヴィンゲン&エルプラーフェスト」は、3年ごとに開催され、国民が一丸となって盛り上げる大祭典。今年の第44回大会は、26日からの3日間で予想を超える計28万人の観客を集め、大成功のうちに幕を閉じた。
(仏語からの翻訳&編集・里信邦子)
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スイス相撲大会、五つのポイントから分析
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今日26日から3日間、第44回連邦シュヴィンゲン&エルプラーフェスト2016(スイス相撲・アルプス地方伝統スポーツ大会)が、ラ・ブロワ地方で開催される。3年ごとに催されるこの大会は、スイス最大のスポーツイベントであり、国民が一丸となって盛り上げる国家的な祭典でもある。この3日間で約25万人の観客が見込まれ、入場切符はすでに完売した。
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