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スイスチーム、手漕ぎボートで大西洋横断へ

チューリヒ湖で手漕ぎボートの練習をする4人
Bettina Humm

4人の若いスイス人男性が今月12日、カナリア諸島のラ・ゴメラ島(スペイン)から出航する。乗り込むのは手漕ぎボート。5千キロメートル離れたカリブ海のアンティグア島(グアテマラ)を目指す。ストロークは総計1万回にものぼる見込みだ。

4人は兵役で知り合った。そこで初の「限界」をともに経験したのをきっかけに、人力だけで大西洋を渡る企画を思き、「スイス・モーシャン・チーム外部リンク」を結成。スイスとして今年初めて、タリスカーウイスキー主催のボートレース、アトランティックチャレンジ外部リンクに参戦する。

ボートは2時間ずつ交代で1日24時間漕ぐ。40日で大西洋を渡り切る目標を掲げるが、食料は60日分積み込む。各人、一日15リットルの水を飲み、6千キロカロリーを消費する。漕ぐ回数ボートは全部で940キログラムになる。チームの食料や運航費15万フラン(約1720万円)には家族や友人、スイス企業などが出資する。

Thomas Kern/swissinfo.ch




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