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2022年のダボス会議延期 オミクロン型流行で

WEFのロゴ
WEFの年次総会(ダボス会議)は再び延期となった Keystone / Jean-christophe Bott

スイスに本部がある世界経済フォーラム(WEF)は20日、同国東部ダボスで開く年次総会(ダボス会議)を当初予定の来年1月から初夏に延期すると発表した。延期は2年連続となる。

WEFは、新型コロナウイルスの変異株オミクロン型の流行で「世界規模の対面式会合を開催することは極めて困難」とし、スイス当局の助言に従って延期を決めたと述べた。

ダボス会議には毎年、政界、経済界、市民社会、文化界のリーダー約3千人が一堂に会する。昨年はコロナのため時期を延期し、シンガポールに場所を移して開催する予定だったが、結局中止となった。

WEFは9月、ダボス会議を従来の開催地で来年1月17日~21日に開催すると発表していた。

WEFは、今年のダボス会議について、具体的な日付や場所は明らかにしていない。

WEFの創設者クラウス・シュワブ氏は声明外部リンクで「年次総会の延期によって、企業、政府、市民社会のリーダーが継続的に行うデジタル会合の進歩が妨げられることはない」と言及。「官民協力はパンデミックの間も前進した。それは今後も続くだろう。近いうちに世界のリーダーが直接集まることを楽しみにしている」と述べた。

スイスのアルプスリゾート地であるダボスにとって、同会議は地元経済を潤す大規模イベントでもある。延期の決定は再び大きな打撃となりそうだ。


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