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コンテンポラリーダンス振付家モーリス・ベジャール 逝去から10年

現代のバレエ界に大きな影響を与えたフランス人振付家モーリス・ベジャールは、10年前の2007年11月22日に80歳で死去した。

 ベジャールは1945年に故郷フランス・マルセイユのオペラ座に入団し、ダンサーとして活躍。55年にエトワール・バレエ団を設立後は、振付家としてキャリアを築いた。革新的な試みによる「春の祭典」(1959)のほか、60年に20世紀バレエ団を設立してからは「ボレロ」(1960年)や「ベートーヴェンの交響曲第9番」(1964)をはじめとする数々の名作を生み出した。

モーリス・ベジャール
振付家モーリス・ベジャール。1989年撮影 Keystone

 87年にスイス西部のローザンヌに拠点を移し、バレエ団「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」を率いて世界各地で公演を行った。東京バレエ団では「M」や「ザ・カブキ」などを振付け、独創的で斬新な創作活動を続けた。2007年11月、ローザンヌの病院で息を引き取った。

 ベジャールのモダニズムの精神は現在も、バレエ団「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」によって受け継がれている。

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