スイスの世界一小さなジェットコースター、日本でも注目を集める
チューリヒ州の小さな町バッサードルフに、国内外で注目を集めている世界一小さな移動式のループ付きジェットコースターがある。そのジェットコースターが日本の人気番組「世界の果てまでイッテQ!」の注目を集めたとして、その撮影の様子をスイス現地のメディアが報じた。
ギネス記録に挑戦するバッサードルフの、世界一小さなループ付きジェットコースターは、スイスのカーニバル「ファスナハト」の仮装行列用に作られたものだ。そのジェットコースターの動画がインターネット上で公開されるや否や、瞬く間に注目を集め、米国、オランダ、フランス、ドイツなどからも製作者に問い合わせがきたという。
そしてこの世界一小さなジェットコースターの噂は日本まで届いたようだ。日本テレビの人気番組「世界の果てまでイッテQ!外部リンク」の撮影チームが今月中旬、撮影のためにバッサードルフを訪れ、その時の様子をスイスのメディアが報じた。
日本のテレビに詳しくないというファスナハト委員長のロルフ・ツェムプさんは、バッサードルフ外部リンクの村広場を4人の日本人女性が「キモノ」で歩き回っているが、彼女達が一体「誰なのかは知らない」と地方紙チューリヒャー・ウンターレンダーのビデオインタビュー外部リンクに答えた。しかし「撮影に来たのは2千万人以上の視聴者を数える人気番組だと聞いている」と満更でもなさそうだ。
撮影の情報を入手したスイス在住の番組の女性ファンは、日本で大人気の女性お笑いタレントを一目見ようとチューリヒから訪れたという。インタビュー映像外部リンクではお笑いタレントのゆいpさん(おかずクラブ)が現地のカメラマンを笑わせる様子や、4人が撮影の合間に現地の通行人と触れ合う様子も少し垣間見ることができる。
ツェムプさんは、昨年のファスナハト用に作られたこのジェットコースターがまだ存在しているのは「偶然だ」と、スイスで最も読まれている新聞の一つ、無料日刊紙20Min.外部リンクに対して答えた。ファスナハトに訪れた人が撮影したアマチュアビデオがヒットし、国内外で注目を集めたため、保存が決まったという。その動画は300万回以上クリックされているほどの人気のようだ。
「バッサードルフのファスナハトがアジア中で知られるのも間近だ」とチューリヒャー・ウンターレンダー紙は報じている外部リンク。
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