ジュネーブの宿泊料金が1泊あたり平均242.90ユーロ(約2万7千円)と、欧州一高いことが国際的な調査で分かった。
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ジュネーブの次にパリ(232.30ユーロ)、チューリヒ(203.90ユーロ)が続いた。ジュネーブのホテルプレジデントウィルソンのロイヤル・ペントハウス・スイートは1泊約80万フランと世界最高額。これが平均の宿泊料金を押し上げた。コンサル会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC外部リンク)がまとめた欧州のホテル産業に関する調査外部リンクによると、スイスのホテルの宿泊料金がこれだけ高い要因の一つにはフラン高があるという。
ただ、高額な宿泊料金が客足に影響を及ぼしているわけでもない。スイスの五つ星ホテルでつくる団体「Swiss Deluxe Hotels外部リンク」が昨年の会員42施設の宿泊件数を調べた調査外部リンクでは、ジュネーブ、チューリヒなど、スイス国内にある高級ホテルは計127万9467人泊で、前年比9.75%増と好調だった。収益も前年比7.25%増の15億6千万フランに上った。
国内からの宿泊者は37万5089人泊(前年比11.4%増)で全体の約3割を占めた。そのほかの国・地域は件数ではスイスに及ばなかったが、日本や韓国、シンガポールなどのアジア諸国(中国は除く)は前年比74.4%増と飛躍的な伸び。インド(26.9%増)、ドイツ(22%増)、中国(16%増)、米国(12.4%増)も軒並み好調だった。
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