ここ数年、観光業の不振にあえいだスイスだが、昨年は復活の兆しを見せた。2017年の宿泊者数は延べ3740万人泊(前年比5.2%増)で、とりわけ好調だった1990年、2008年と肩を並べた。
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連邦統計局が22日に発表した調査結果外部リンクによると、宿泊者数は国内、国外ともに増えた。国内からの宿泊者数は過去最高の1690万人泊(前年比4.2%増)だった。
国外からの宿泊客数は2050万人泊で、6.1%増えた。特に伸び幅が大きかったのは米国からの宿泊客で、21万2千人泊増(11.5%増)となった。
アジアからの宿泊客も58万8千人泊増(12.8%増)と2年ぶりに増えた。中国(香港を除く)が14万8千人泊増(13.1%増)と牽引した。日本は4万7千人泊増(13.1%増)だった。
ヨーロッパも25万5千人泊(2.2%)増えた。一方、湾岸諸国からの宿泊者は3万9千人泊少なかった。
国内の観光地はいずれもこのブームの恩恵を受けた。ベルン地域では宿泊者数が8.2%増加し、イタリア語圏のティチーノ州では7.7%の伸びを記録した。
スイスのホテル業界は15、16年、スイスフラン高や欧州で頻発したテロ事件の影響で、宿泊者数が低迷していた。
SDA-ATS/sm
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