デジタル化とハイテクブームが都市の顔を様変わりさせている。ベルリンやサンフランシスコでは、技術系スタートアップ企業が流れ込んだことで、芸術家や中小企業、そして外国人の居場所が奪われる現象も起きた。チューリヒにもグーグルやフェイスブック関連企業のオフィスがあるが、同じようなことが起こりえるのだろうか。
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チューリヒにあるグーグルのオフィスは米国以外では最大の研究開発拠点。85カ国から2400人以上の従業員が働く。2017年には以前の所在地に加え、チューリヒ中央駅前に新しいオフィスを構えた。従業員5千人を収容できる規模だ。
アップルとフェイスブック、またフェイスブックのバーチャルリアリティー部門Oculusも最近、チューリヒ中心部にオフィスを構えた。シリコンバレー発大手テクノロジー企業のスイス部門はまだ比較的小規模だが、チューリヒという都市が持つ魅力はこの業界を強く引き付ける。
他の欧州の都市と同様、テクノロジーブームはこのチューリヒにあるかつての労働者エリアに変革をもたらしている。チューリヒ市街地に位置する第4地区、ラング通り(Langstrasse)が最たる例だ。小さな商店、飲食店、インビス(キオスク)は携帯電話ショップやおしゃれなバーにとって変わられた。古い家屋は売られ、アパートはリノベーションされ、高収入の外国人がそうした建物を借りた。
フェイスブックも拡大
フェイスブックは2016年秋、関連企業Oculus社のオフィスをチューリヒに設立した。Oculusのオフィスはチューリヒ駅前から伸びるバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)にある。
商業紙「ハンデルスツァイトゥング」は「特に連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は(ロボットなどに人間のような視覚システムを持たせる)コンピュータービジョンに最も優れた専門性を有しており」、それがOculusをチューリヒへ呼び寄せたと述べる。
同紙によれば、従業員の数は近年「驚くほど」増加。「ETHZから派生したプロジェクト『チューリヒアイ』を引き継いだのが1年前。当時、チューリヒのOculusオフィスには高スキルの開発者と研究者が10人ほどしかいなかった。現在の新しいオフィスは60人分のスペースがあり、約35人が働く」とする。
現在は新たに毎月3人が採用されている。「今空いているポジションは14件。コンピュータービジョンの専門職はもちろん、4人を人事担当要員として採用する考え」という。
2009年までチューリヒ借家人協会の会長を務め、またチューリヒの地域政党「Alternative Liste」の元議員だったニクラウス・シェール氏は「(中央駅前の産業エリア)オイロパアレーの開発は、第4地区全体に広がる」と話す。シェール氏はこの地区に40年以上住み、ここで働いている。
地価は2000年以降、倍に跳ね上がった。これまでは普通の住居だったところが近年、多国籍企業の従業員や観光客が短期間借りるための家具付きのアパート、またはビジネスアパートと呼ばれる家事サービス付きの賃貸物件に変わり、その数は数百件に上る。ただシェール氏は、これが技術系企業のせいだけではないと強調する。
抗議とアンチ・グーグルカフェ
ドイツの首都ベルリンでは、家賃の高騰と高級化に対する不満が噴出している。今年4月には、何千人もの人々がベルリンの街で抗議活動を行った。批判の矛先が向けられたのは、グーグルと同社が設立した持ち株会社アルファベットだ。
グーグルは以前からベルリンに小さなオフィスを構えている。2年前、同社は「キャンパス・ベルリン」の設立を決定。キャンパス・ベルリンは今秋にもクロイツベルク地区にオープンする予定だ。グーグルはすでにロンドン、マドリード、テルアビブ、ソウル、サンパウロ、ワルシャワに同様のキャンパスを置いている。このキャンパスは主に、技術系スタートアップ企業のハブ、あるいは育成拠点の機能を持つ。
ベルリンの「キャンパス」に勤務する従業員はわずか5~10人とされるが、グーグルの広報担当ラルフ・ブレマー氏は「キャンパスを活用し、クロイツベルクにさらなる価値をもたらすため」、近隣の団体やパートナー組織と協議中だと述べた。
政治家は喜び市民は不満
だが、多くの住民はそれを信用していない。ベルリンにある都市経済研究機構インヴィスタ外部リンクのフェリックス・ハルテンシュタイン氏は「住民はグーグルが世界中の技術系スタートアップ企業を引き寄せる磁石になってしまうのではと恐れている」と話す。ハルテンシュタイン氏は、都市におけるデジタル経済の影響分析の専門家だ。ベルリンはここ10年で、欧州のテクノロジー分野のメッカに成長した。
何百社ものスタートアップ企業が、ここで新しいアプリやバーチャルリアリティーのアルゴリズム、ウェブショップを開発する。2017年にはベルリン拠点のスタートアップ企業に37億米ドルの投資がつぎ込まれた。上院経済管理委員会によると、ベルリンの経済成長の20%はデジタル産業がもたらしている。
ベルリンのミヒャエル・ミュラー市長は、ベルリンに集まる技術業界からの関心が経済成長につながるとして、この動きを歓迎する。チューリヒでも市長や有力な政治家たちは、グーグルがチューリヒの市街地にオフィスを設けたことで、新たな技術系スタートアップ企業を呼び込めるのではないかと期待する。
ハルテンシュタイン氏によれば、これらの企業の従業員は通常、年齢が若く高学歴で、移動を苦にしない人たちだ。家族を持つ人は少なく、家賃の上昇もあまり問題にならない。若いスタートアップ企業の労働条件は良いとはいえないが、ルームメイトとアパートをシェアすれば十分暮らしていけるだけの収入が得られる。その結果、ベルリン市内の家賃は2004~16年で平均70%上昇した。
犠牲者は誰か
敗者は低所得層、その多くは移民のバックグラウンドを持つ人たちだ。かつては賃料が安くてシックな一人暮らし用の部屋やアパートが豊富にあり、そこにダンサーや俳優、ミュージシャン、アーティストらが住んだ。ハルテンシュタイン氏は「10年前はベルリンでこうしたクリエイティブ産業が意図的に作られようとしていたが、いまや技術系スタートアップ企業に食われてしまっている」と話す。
この転換期以降に越してきた人たちの多くはだまされたと感じた。「彼らが長年にわたって築き上げてきた都市が、グーグルのような企業に消費され、吸い尽くされていく」(ハルテンシュタイン氏)。同氏のビジネスパートナー、ハンス・ヘルマン・アルバース氏も「多くの新資本が流れ込んだことで、ベルリンという都市の民主主義が脅かされている。市民は窮迫し、権利が阻害されていると感じている」と話す。
グーグルは単なる企業ではない。租税回避、個人のデータの商品化、さらにはデータ保護と個人のプライバシーはおざなりにするという企業姿勢がたびたび批判されてきた。この大手ハイテク企業(2017年は1100億ドルの売上高)はサイドウォーク・ラボ社を通じて、都市計画にも介入している。
サイドウォーク・ラボはカナダのトロントで市議会と協力、市街地周辺の計325ヘクタールの地区を開発し、ここであらゆる「デジタルスマートシティ」の技術を試すという。
ハルテンシュタイン氏は「現在、多くの人々の間でテクノロジーの逆流のようなものが起きている」と話す。「大手IT企業やこれらの企業が出す計画にはますます批判的になっている。グーグルは格好の敵だ」
住宅基金と技術税
数千万ドル規模の技術系企業が、都市の顔をどれほど劇的に変えてしまうのかー。その最たる例が米サンフランシスコだ。サンフランシスコでは不動産価格がつり上がり、元々いた住民が外に追いやられてしまった。(下記の色付きの囲みを参照)。アルバース氏は「サンフランシスコは(そうした事例を示す)慰霊碑だ」と指摘する。インヴィスタの創立者であるハルテンシュタイン氏とアルバース氏は、欧州の都市に技術系大手が流入してくることで起こる社会的影響について、企業がそれを緩和する責任を持つべきだと訴える。
アルバース氏が提案するのは、大手技術系企業による住宅基金の設立だ。基金は市議会が管理し、それを元に不動産を購入して中小企業や賃料の安い住宅スペースを作る。「ただその前に、新資本や高給取りが流入したせいで、都市機能がうまく働かなくなったという共通認識を作ることが必要だ」
住宅の高級化に対するもう一つの策は「技術税」だという。例えば米シアトルは、ホームレス増加を食い止めるため、企業の社会的責任の一環としてアマゾンに税金を課そうとした。実現すれば、立地という要素は投資家や政治家だけでなく、広範なコミュニティにとっても有益となり得る。
現在までに、チューリヒのグーグルや技術系スタートアップ企業に対する抗議デモは起こっていない。左翼政党や借家人協会、コッホ・アレアルの占拠者らによる抗議活動「チューリヒは誰のもの?」が最後に行った大規模なデモは5年前だ。シェール氏によれば、これは主に市が、住民らによる都市郊外の建物コッホ・アレアルを所有者のUBSから買い取り占拠を合法化したことで「ガス抜き」に成功したからだ。
リベラルな市政府はさらなる政治的な解決法を模索する。例えば市街地の地価が上がりすぎて住めなくなってしまった住民に対し、郊外の安価な住宅を提供するというもの。ベルリンと違って、チューリヒでは住宅の高級化を食い止められると考える人はもはやひとりもいない。
サンフランシスコ:家族は減少、ホームレスは増加
サンフランシスコは、技術系大手によって住宅の高級化が進んだ最も顕著な場所だ。ベイエリアにはフェイスブック、アップル、グーグルなどがオフィスをかまえ、世界中から集まる高スキルの人材に、高い賃金を支払っている。ただこうした人材は、メンロパークやパロアルトといった郊外ではなく、サンフランシスコの市街地に住みたいと考えている。
都市のみやびさ、そして伝説に包まれた歴史は、類まれな才能の獲得競争に勝つためにますます重要性を増している。その結果、サンフランシスコは米国の中で最も地価が高い都市になった。賃金の高い技術系の職業に就いていない労働者は市内に住居を借りることが出来なくなり、郊外から2時間以上かけて通勤している。
都市から「家族」の姿も消えつつある。サンフランシスコに住む18歳以下の米国人人口は全体の13%と全米中で最も低い。ハリソン通りなどの中心部の通りでは、路上生活を強いられている人がたくさんいる。こうした人たちは毎日、サンフランシスコからパロアルトへ従業員を乗せて走るグーグルのシャトルバスに石を投げつけている。
(独語からの翻訳・宇田薫)
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かつて人々は、地元の言い伝えや、自然の様子をもとに天気を予測していた。だが今日スイスの気象学者は、衛星やスーパーコンピュータを駆使して気象を分析・予測している。今や天気予報は、高度にグローバル化した科学だ。
天気予報の背景や技術がどのように変化してきたのか、そして、天気を確実に予測することがなぜ困難なのか。これが、現在チューリヒのスイス国立博物館で開催中の展覧会「The Weather, Sunshine, Lightning and Cloudbursts(天気、日光、稲妻、豪雨)」のテーマだ。
スイスの2016年12月は、過去150年間で最も乾燥した12月だった。全く降水量がなかった地域もあり、ティチーノ州やグラウビュンデン州では森林火災も発生した。だが翌月の1月、スイスは突然の寒波に見舞われ、平野部でも待ちに待った積雪があった。
いまだに天気を確実に予測することは不可能だが、天気を知りたいという私たちの好奇心は尽きるところがない。毎日約100万人がスイス公共放送の天気予報を視聴し、スイスでは天気予報アプリが人気アプリのトップ10にランクインしている。
「多くの人は、毎日見ている天気予報の裏に、どれほど多くのテクノロジーや科学が隠れているのかに気付いていないと思う」と話すのは、展覧会の企画に協力したスイス気象台メテオ・スイスのペーター・ビンダー局長だ。
展覧会の一室では、衛星画像や雨雲レーダー、それから今後の気象状況を解説するための予報モデルなどが展示されている。より正確な予報を出すために気象科学者たちは、1日に1千万件以上の国内外のデータを使いながら地球規模で大気の動きを見守っている。
天気の傾向
ビンダー氏によると、このようなテクノロジーの発達のおかげで、より詳細な天気予報ができるようになったという。だがそれでも気象学者たちがすべてを予測することはできない。
ビンダー氏はスイスインフォに対し、「2週間先の天気や、今後10日間の天気を詳細にわたって知りたがる人もいるが、ほとんど不可能だ」と答える。「気象状況がどのような傾向にあるのかを予測することはできるが、詳細は予測できない」
岩山が多く、山と谷で分断されたスイスのような国では、天気を正確に予測するのはさらに困難なことだ。
「カエルの天気予報」
だが、天気予報は科学の話だけではない。日々のちょっとした話のネタであり、「夕焼けの翌日は晴れ」というように、言い伝えの重要な部分を占めてもいる。
シュヴィーツ州ムオッタタールには「天候の預言者」がいて、伝統的な方法で天気を予測し、今でも人気を集めている。
今回の展覧会のキュレーターを務めるユルグ・ビュルレットさんは、「彼ら『預言者』は、夏と冬の天候を予測する。ラジオやテレビにも出演していて、非常に面白い。みんな彼らを知っている」と話す。「彼らは山で農業をする6人の農夫のグループで、アリの行動や、木の伐採時に出るおがくずのにおいなどの、自然の現象を見て天候を予測する」
「それは長年の経験と観察から生まれたものだ。農夫として、天候に十分に留意しておかないと、収穫が厳しいものになるからだ」
ビデオ挿入:アリから天候を予測するマーティン・ホラットさん
だが、地方の天気予報者による予測は当たるのだろうか?ビンダー氏は少し考えてから、「地元の天気に関しては、彼らの予測はかなり信頼できる。だが、それは地元の地域にのみ有効で、しかも短期間の予測に限る。私たちが本当に知りたいと思っている、長期的な天候の予測は、ほぼ不可能だ」と答えた。
古くから存在する気象記録
スイスでは、ルツェルン出身の学者レンワルド・シザット(1545~1614年)やアインジーデルン修道院のヨーゼフ・ディートリヒ神父(1645~1704年)が残した文書のように、比較的古くから天気が記録されてきた。
彼らは1日に数回、目で見たものを書き留め、天気とそれが周囲の人たちや環境に与えた影響などを記録した。ディートリヒ神父は、1675年8月には数回雪が降り、日照時間が少なかったと記している。その夏は雨が多く冷夏だった。つまり農作物の生産量は少なく、人々にとっては厳しい年だったというわけだ。
後に、天気を記録する作業はより科学的なものになる。バーゼルの気象学者アルベルト・リッゲンバッハは、天気をより正確に記録する目的で世界で初めて雲の様子を写真に収めた学者の1人だった。それまでは、雲の様子をスケッチと文章で記録しなければならず、誤解が生じることもあった。リッゲンバッハは、雲の分類基準を示した「国際雲図帳(International Cloud Atlas)」初版の共同著者でもある。
ギャラリー
スイス気象台に勤めるステファン・バーダーさんのように、天気の予測ではなく、過去に天気がどのように変化してきたかを分析する気象学者にとっては、歴史的な気象観測記録の価値は計り知れない。
「私たちはこれらの観測記録をもとにして、現在は気候変動が起こっているということを証明できる。当時の人は、天気の予測が目的ではなく、自分たちが目にするものに興味を持っていたから記録をしていた。これこそが、長期的な気候の歴史を作りだす、基礎となる」(バーダーさん)
気候変動
気候変動の現象の一つが、気温の上昇だ。「30~40年前と比べると、私たちは今、その頃とはまったく違った気候条件の下で生活していると証明できる」(バーダーさん)
Ducのデータストーリー挿入
例えば、夏季の降水量はますます少なくなり、2003年や15年のような猛暑の年が増えたとバーダーさんは指摘。冬に比べて夏のほうが乾燥しがちで、スイス政府は干ばつを自然災害リストに追加することを検討中だという。
スイス気象台は、地球全体の温室効果ガスの排出量に左右されるものの、21世紀末までにスイスでは気温が1.5~5度上昇し、21世紀半ば以降は夏季の降水量が大幅に減少すると予測している。
このような気候変動の中、ハイテクの使用によるものか、アリの行動観察によるものかにかかわらず、天候の予測はこれまでになく重要になってきていると言える。スイス国立博物館(チューリヒ)の展覧会
展覧会「Weather, Sunshine, Lightning and Cloudbursts(天気、日光、稲妻、豪雨)」は2017年1月12日~5月21日までスイス国立博物館で開催。スイス気象台メテオ・スイスの協力を得て企画された。
インタラクティブな展示で、来場者はスクリーンを通してあらゆる種類の天気を体験したり、小型の気象実験室で天気の短期予測をしたり、雲のボックスで小さな嵐を起こしたりすることができる。毎週日曜日には、スイス気象台の専門家が来場し、天気に関して解説する。
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