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46.5兆円が無償労働に 6割は女性

赤ちゃんを抱えながら選択する女性
スイスでは無償労働の6割を女性が担う Keystone/Gaetan Bally)

スイスでは2016年、無償労働に92億時間が費やされた。有償労働の79時間を上回る長さで、金銭換算で4080億フラン(約46兆5000億円)に相当する。うち61.3%は女性が担う家事や介護、ボランティアだった。

 スイス連邦政府統計局が11日発表した調査外部リンクで分かった。15歳以上の男女の有償・無償労働を調べた。

 無償労働の76.6%を「家事」が占めた。「家事・育児」に使う時間は男性が1週間当たり17.9時間で、女性は28.1時間だった。日本の「社会生活基本調査」(2016年)外部リンクによると、6歳未満の子供を持つ夫婦で家事関連に使う時間は夫が週1時間23分、妻が7時間34分となっている。

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 15歳未満の子供がいる夫婦では、有償・無償を合わせた労働時間は女性が69.6時間、男性が68.8時間と、女性の方が多く働いている。

(英語からの翻訳&編集・ムートゥ朋子)

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