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ジュネーブ国際発明展が半年延期 新型コロナで

カシス外相
2018年の発明展に出席したイグナツィオ・カシス外相 © Keystone / Martial Trezzini

3月末に開催予定だった世界最大の発明品の国際見本市「ジュネーブ国際発明展」の主催者は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開催を6カ月延期すると発表した。

主催者は「出展者のほぼ半数がアジア大陸からで、3分の1は中国、3分の1は香港」だと説明。さらなる感染拡大のリスクや渡航が難しくなっている現状を鑑み、9月に延期することを決めたとした。

同発明展のディレクター、ガエル・グロジャン氏は「世界中の発明品を一堂に集めるという、私たちが長年追及する目的を欠いた展示会を開くことはできない」とコメントした。

発明展は約50年前から開催。47回目を迎えた昨年は、約800の出展者が参加、3万1千人の来場者でにぎわった。最優秀賞は、リサイクル可能で環境汚染物質を出さない自動車用リチウムバッテリーだった。

モーターショー

仏語圏のスイス公共放送(RTS)によると、ジュネーブで開かれる国際自動車見本市「ジュネーブ・モーターショー」は、予定通り3月5日~15日に開催される。75万人の来場者でにぎわうこの見本市は東京、独フランクフルト、米デトロイト、パリと並ぶ世界5大モーターショーの1つ。

モーターショーは、延期が決まった発明展と同じ会場のパルエクスポで開かれる。主催者は、連邦内務省保健局が出したガイドラインに従っており「いかなる事態」にも対応可能だとしている。

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