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読者の皆様
「報道の自由」―それは自由な社会の重要な構成要素です。私たちが日々、スイスや世界各地から調査や分析、意見を読者に届けるに当たり、何をどのように書くか誰かに指示されたり制限されたりしないための前提条件を築いています。
それは情報を入手し、発信し、自由に自己表現する普遍的な権利です。しかし報道の自由は今、この20年間で例がないほど危機に瀕しています。今日5月3日は、1993年に国連総会で採択された「世界報道自由デー」です。
それ以来、「ウィントフーク宣言」が報道の自由度を測定してきました。宣言は「独立した、多元的で自由な報道の確立」を「民主主義と経済発展の基礎」と位置づけ、「国境なき記者団外部リンク」のような組織が毎年報道の自由を測定すると定めています。
しかし最近、報道の自由度は低下するばかり。2022年の測定では自由度が「良い」と判定されたのは179カ国中わずか8カ国でした。スイスはその1つ下の「満足できる」(39カ国)と評価されました。メディアの寡占が進み、報道の自由を制限する新しい法律ができたからです。
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今日は世界報道自由デーに当たり、swissinfo.chがこれまで配信した「表現の自由を求める世界の声」シリーズを再掲します。世界のさまざまな国や大陸から集めた声は、記者にとっても読者にとっても報道の自由が闘って勝ち取るべき貴重な財産であることを物語っています。
swissinfo.ch直接民主制取材チーム・コーディネーター
ブルーノ・カウフマン
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高まる差し止め圧力 スイスの報道の自由に忍び寄る危機
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調査報道メディア「ゴッサムシティ」の創業者兼編集長マリー・モーリス氏は、国内外の金融犯罪を次々と特報している。同氏はswissinfo.chの「表現の自由を求める世界の声」シリーズで、報道を差し止めようとする弁護士や裁判官が増えていると明かした。
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独語からの翻訳:ムートゥ朋子
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