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チューリヒ湖畔の舞台芸術の祭典「チューリヒ・シアター・スペクタクル」が40周年

Open air theatre
Ennio Lenaza/Keystone

チューリヒ湖畔の公園ランディヴィーゼで毎年開催される舞台芸術の祭典「チューリヒ・シアター・スペクタクル」は今年40周年を迎えている。演目はいつも異なる文化や大陸の架け橋になることをテーマとする。 

9月1日まで開催中のチューリヒ・シアター・スペクタクル外部リンクは政治的な表現を恐れない。世界中から集まった出演者が「ここ以外ではありえない」現実的な舞台を創り出す、とディレクターたちは胸を張る。「世界の問題や地域の不平等」をテーマに演じ、新しい視野が生まれることを願う。

有名な南アフリカ人現代美術家のウィリアム・ケントリッジ氏も、ここランディヴィーゼに集結する外国アーティストの1人。同氏はバーゼル美術館での個展が2カ月前に始まったばかり。スペクタクルに出演するのは初めてではなく、ハンドスプリング・パペット・カンパニー外部リンクを連れて過去数十年に何度もチューリヒを訪れている。アパルトヘイト(人種隔離)時代に何が起こったか、その後の現状を観客に伝えるためだ。

ランディヴィーゼと祭典は飛び入り参加者も歓迎だ。40周年の今年は多くの自由演技やインタラクティブなショー、朗読会などが催される。祭典は食べ物の出店の多さでも有名で、演目と同じくらい国際色が豊か。中には祭典で何十年も出店し続けている店もある。

(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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