2019年の第47回ローザンヌ国際バレエコンクール(2月3日~10日)には、19カ国の80人(女子44人、男子36人)が参加する。国籍別では日本人ダンサーが最も多く、14人が出場する。国籍別の出場者数で日本がトップに立つのは2年ぶりだ。
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横浜市出身。1999年からスイス在住。ジュネーブの大学院で国際関係論の修士号を取得。2001年から2016年まで、国連欧州本部にある朝日新聞ジュネーブ支局で、国際機関やスイスのニュースを担当。2016年からswissinfo.chの日本語編集部編集長。
同コンクール事務局は31日、応募者363人(女子273人、男子90人)のうち71人が10月25~28日に行われたビデオ審査を通過したと発表した。
国籍別に見ると、日本に続いて出場者が多いのは韓国で13人。次いでオーストラリアが9人、米国と中国がそれぞれ8人だ。近年増加傾向にあるブラジルは6人が参加する。開催国のスイスは0人だったが、スイスのバレエ学校に留学中のブルガリア人と日本人3人が選抜された。
日本人は89人が応募し、選出されたのは女子9人、男子5人。既にバレエ留学している出場者も4人いる。日本人出場者は17年まで11年連続で最多だったが、今年は韓国に抜かれ2番目だった。
2019年のコンクールからは、参加者の対象年齢を従来どおりの15歳から19未満へと選考ルールを引き戻す。前回のコンクールでは、さらに多くの若いダンサーに参加資格を与えるため、新しい試みとして参加者の年齢の下限を15歳から14歳6カ月へと引き下げた。しかし、決勝に進出した15歳未満のダンサーがいなかったこと、健康面への考慮、体力の違を理由とし、最低年齢を15歳へ引き上げることにした。
日本人の出場者
・千葉ゆきの 岸辺バレエスタジオ
・永原 ありさ K-Grace Ballet
・淵山隼平 アクリ・堀本バレエアカデミー
・定免 泰成 パリ国立高等音楽院・舞踏学校
・北井僚太 チューリヒ・ダンス・アカデミー
・孝多佑月 シンフォニーバレエスタジオ
・松田アンリ 田中千賀子バレエ団
・長瀬桃華 Ecole de ballet MU
・仲原真和 アクリ・堀本バレエアカデミー
・酒井陽菜 小池バレエスタジオ
・佐々木須弥奈 チューリヒ・ダンス・アカデミー
・住山美桜 チューリヒ・ダンス・アカデミー
・脇塚優 徳永紀子バレエスクール
・山田れん きたむらバレエスタジオ
ローザンヌ国際バレエコンクール
正式名称はPrix de Lausanne外部リンク(プリ・ド・ローザンヌ)。スイス西部のヴォー州ローザンヌで1973年から開催されている。15歳~19歳未満を対象にした世界最高の国際コンクールの一つで、若いダンサーの登竜門とも言われる。
第47回コンクールは、2019年2月3日から10日まで開催され、決勝は9日に行われる。予選のビデオ審査を通過した約80人が参加する。入賞者は、希望するバレエ学校かバレエ団で1年間研修でき、奨学金が与えられる。
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