Valentin Flauraud / KEYSTONE
若手バレエダンサーのための国際コンクール、ローザンヌ国際バレエコンクール2020の出場者リストが発表された。次回開催される第48回コンクールには、27カ国から84人(女子51人、男子33人)が参加する。国籍別では日本人が最多で、13人が出場。スイスからは5人が出場する。
このコンテンツが公開されたのは、
2019/10/30 19:45
上原 亜紀子
横浜市出身。1999年からスイス在住。ジュネーブの大学院で国際関係論の修士号を取得。2001年から2016年まで、国連欧州本部にある朝日新聞ジュネーブ支局で、国際機関やスイスのニュースを担当。2016年からswissinfo.chの日本語編集部編集長。
ローザンヌ国際バレエコンクール事務局は30日、2020年2月2~9日に開催される第48回コンクールの応募者377人(女子301人、男子76人)のうち、予選審査を通過した84人を発表した。
おすすめの記事
おすすめの記事
ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
このコンテンツが公開されたのは、
2021/02/11
10 代のバレエダンサーを取り巻く環境は、どのように変貌を遂げつつあるのだろうか?ローザンヌ国際バレエコンクールの最新情報をお届けする。
もっと読む ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
国籍別に見ると、日本に次いでオーストラリア国籍のダンサーが多く12人。米国が9人、中国8人と続く。近年は、10代前半でバレエ留学をするダンサーが増加しており、日本人13人のうち8人はすでに海外にバレエ留学中のダンサーだ。
開催国のスイスからは5人が出場するが、デジレ・ギュレーさんを除く4人は国外からの留学生。スイス国籍のダンサーは4年ぶりに選抜された。
日本人の出場者
・アリエル・デイリー 蔵元誠子バレエスクール ・藤本 葉月 ウィーン国立歌劇場バレエアカデミー ・藤島 恵太 エリソン・バレエ学校 ・萩本 理王 ジョフリー・アカデミー・オブ・ダンス ・堀之内 咲希 須貝りさクラシックバレエ ・石井 潤 ドイツ国立バレエ学校ベルリン ・川上 環 チューリヒ・ダンス・アカデミー ・松岡 海人 愛媛バレエアカデミー ・宮本 乃々佳 糸尾和栄バレエスタジオ ・森脇 美咲 小池バレエスタジオ ・殿岡 遥 パリ国立高等音楽院・舞踏学校 ・山田 ことみ モナコ王立プリンセス・グレース・アカデミー ・吉岡 遊歩 ハンガリー・ダンス・アカデミー
*7月に行われた第1回欧州予選 で出場資格を獲得した加藤あゆみさんは、参加を辞退した。
ローザンヌ国際バレエコンクール
正式名称はPrix de Lausanne(プリ・ド・ローザンヌ)外部リンク で、才能豊かな若いバレエダンサーがプロの道に踏み出すことへのサポートを目的とし、スイス西部のヴォー州ローザンヌで1973年から開催されている。15~18歳の若いダンサーを対象にした世界最高の国際コンクールの一つで、若いダンサーの登竜門とも言われる。現在カンパニーとプロとして契約中、または過去にプロ契約を結んだことのあるダンサーは参加できない。 本選の第48回ローザンヌ国際バレエコンクールは、会場のボーリュ劇場が全面改装工事中のため、 モントルー で2020年2月2日~9日に開催される。
おすすめの記事
おすすめの記事
ローザンヌのボーリュ劇場が全面改装 国際バレエコンクール2020はモントルーで開催
このコンテンツが公開されたのは、
2018/10/05
スイスで一番古い劇場、ローザンヌのボーリュ劇場が2019年7月から全面改装される。改装工事に伴い2020年の第48回ローザンヌ国際バレエコンクールは、モントルーで開催される。 1954年に創立したボーリュ劇場は国内最大の…
もっと読む ローザンヌのボーリュ劇場が全面改装 国際バレエコンクール2020はモントルーで開催
おすすめの記事
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール スイスのバレエダンサー発掘と育成に尽力
このコンテンツが公開されたのは、
2019/02/05
3日、2019年ローザンヌ国際バレエコンクール外部リンクが始まった。19カ国から集まった74人のダンサーが参加している。日本人は12人が出場(14人がビデオ審査を通過したが2人は辞退)。今年も日本、韓国、中国などアジア勢…
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール スイスのバレエダンサー発掘と育成に尽力
このストーリーで紹介した記事
続きを読む
次
前
おすすめの記事
ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
10 代のバレエダンサーを取り巻く環境は、どのように変貌を遂げつつあるのだろうか?ローザンヌ国際バレエコンクールの最新情報をお届けする。
もっと読む ローザンヌで羽を広げるバレエダンサー
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエ イタリアのマシャーリさん優勝
このコンテンツが公開されたのは、
2020/02/09
若手ダンサーの登竜門といわれるローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が8日行われ、イタリアのマルコ・マシャーリさん(17)が1位に輝いた。
もっと読む ローザンヌ国際バレエ イタリアのマシャーリさん優勝
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール準決勝 最年少の松岡さんが決勝へ
このコンテンツが公開されたのは、
2020/02/07
7日、スイス西部モントルーで開催中のローザンヌ国際バレエコンクールで、準決勝が行われ、決勝に進出する21人が発表された。日本人ダンサーでは松岡海人さん(15)が選ばれた。
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール準決勝 最年少の松岡さんが決勝へ
おすすめの記事
変わりゆくバレエ教育
このコンテンツが公開されたのは、
2020/02/01
時とともに変化するダンス教育の成果の表れの一つであるローザンヌ国際バレエコンクールが、2日から始まる。第48回となる今年は、プロを目指す15~18歳の84人が参加する。 およそ500年の歴史を誇るバレエ。ルネッサンス期の…
もっと読む 変わりゆくバレエ教育
おすすめの記事
新型コロナウイルスの影響、ローザンヌ国際バレエコンクールにも
このコンテンツが公開されたのは、
2020/02/03
3日、ローザンヌ国際バレエコンクールの審査初日に、25カ国から参加者77人が集まった。中国・武漢市の新型コロナウイルスによる影響で、中国・遼寧省の生徒3人が出場を辞退した。
もっと読む 新型コロナウイルスの影響、ローザンヌ国際バレエコンクールにも
おすすめの記事
心のゆとりを持って挑むチューリヒ留学中の日本人ダンサー
このコンテンツが公開されたのは、
2019/02/07
2月3日から開催されているローザンヌ国際バレエコンクールで、プレッシャーを感じることなくゆったりとした心構えで参加している住山美桜さん(18)と佐々木須弥奈さん(18)。スイスのチューリヒ・ダンス・アカデミーにバレエ留学中というこの2人にインタビューした。
もっと読む 心のゆとりを持って挑むチューリヒ留学中の日本人ダンサー
おすすめの記事
ローザンヌ国際バレエコンクール スイスのバレエダンサー発掘と育成に尽力
このコンテンツが公開されたのは、
2019/02/05
3日、2019年ローザンヌ国際バレエコンクール外部リンクが始まった。19カ国から集まった74人のダンサーが参加している。日本人は12人が出場(14人がビデオ審査を通過したが2人は辞退)。今年も日本、韓国、中国などアジア勢…
もっと読む ローザンヌ国際バレエコンクール スイスのバレエダンサー発掘と育成に尽力
おすすめの記事
ローザンヌのボーリュ劇場が全面改装 国際バレエコンクール2020はモントルーで開催
このコンテンツが公開されたのは、
2018/10/05
スイスで一番古い劇場、ローザンヌのボーリュ劇場が2019年7月から全面改装される。改装工事に伴い2020年の第48回ローザンヌ国際バレエコンクールは、モントルーで開催される。 1954年に創立したボーリュ劇場は国内最大の…
もっと読む ローザンヌのボーリュ劇場が全面改装 国際バレエコンクール2020はモントルーで開催
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。