フリッカーで見る、スイスの人気撮影スポット
スイスがとても絵になる美しい国であることは言うまでもない。だが、スイスで最も人気のある撮影スポットはどこだろう?スイスインフォは、「フリッカー(Flickr)」に投稿されたスイスの写真2万2千枚以上を分析し、8月1日のスイス建国記念日を機に、スイスの美しい写真とともに記事にまとめた。
写真共有を目的としたコミュニティサイト・フリッカー外部リンク上で、「スイス」のタグが付いた2014年以降の投稿写真を1枚ずつ調べ、写真が撮影された場所を白点でマップに示した。人口密度が高い地域で写真が多く撮られているのは当然とも言えるだろうが、よく見るとレマン湖の中央にも点がある。人口密度の低いツェルマットでの撮影回数が多いのは、もちろんスイスのシンボルでもあるマッターホルンがあるからだ。
次のマップは、写真が最も多く撮られた自治体トップ10(スイスには2300近い自治体がある)。そこで撮られた写真の中でフリッカーユーザーの「一番のお気に入り」写真は、被写体もさまざまで、時には意外なものある。
フリッカーにはチューリヒ市(人口約37万5千人、スイスで最も人口密度が高い自治体)で撮られた写真が最も多く投稿されており、その数1813枚。例えば、「true love kcbr」と題された次の写真はチューリヒ市で撮影されたもので、同自治体で撮られた写真の中で「お気に入り」が最も多く付いている(1288件)。
(写真をクリックすると、詳細を見たり写真を拡大したりできます。)
1. チューリヒ(チューリヒ州)
2. ベルン(ベルン州)
3. バーゼル(バーゼル・シュタット準州)
4. ジュネーブ(ジュネーブ州)
5. レマン湖(ヴォー州)
6. ツェルマット(ヴァレー/ヴァリス州)
7. ルツェルン(ルツェルン州)
8. ローザンヌ(ヴォー州)
9. ラウターブルネン(ベルン州)
10. マルティニ(ヴァレー/ヴァリス州)
だが、投稿数を基準に写真スポットの人気付けをすると、人口の少ない、小さな自治体が不利になってしまう。実際に、1~2枚しか写真が投稿されていない自治体もある。
そこで、次のマップでは、そうした自治体が写った写真で、ページビュー数が多かった自治体トップ5を示した。その後に続くのは、その自治体で撮影された写真の中で最も多く「お気に入り」が付いた写真だ。
例えば、次の写真はフリッカーに投稿された唯一のザンクト・ガレン州エッシェンバッハの写真だが、ページビュー数は9万回を超え、3千件以上の「お気に入り」が付いている。
1. エッシェンバッハ(ザンクト・ガレン州)
2. セルツァッハ(ソロトゥルン州)
PLACEHOLDER
3. ヘーゲンドルフ(ソロトゥルン州)
4. シュヴィイ(ヴォー州)
5. エルネン(ヴァレー/ヴァリス州)
(データの取得・分析・可視化に使用したコードはこちら外部リンクから確認できます。)
この記事に転載された写真の中で、あなたの一番のお気に入りはどれですか?あなたが最も好きなスイスの写真はどこで撮りましたか?ご意見をお寄せください。
(英語からの翻訳&編集・由比かおり)
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