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スイスのびっくり仰天な伝統行事5選

スイス中央部ルツェルン州のズアゼーで11日に行われた「ガチョウの首切り」。これだけでも衝撃ですが、スイスの奇祭は他にもあります。これから春にかけてスイス各地で行われる、驚きの伝統行事を5つ紹介します。

11月11日、聖マルティンの日にスイス中央部のズアゼーを旅する観光客の皆さん。心構えがないまま向かうと、ひどくショックを受けることになりますのでご注意を。

この日、ルツェルン州ズアゼーの市庁舎前には、死んだガチョウがぶら下がっています。毎年行われる伝統行事「ガチョウの首切り(Gansabhauet)」では、赤いガウンをまとい、目隠しをした上に太陽の形のマスクを付けた人々が1人ずつ、ガチョウの首を剣の一振りで切り落とせるか「運試し」をします。希望者はだれでも挑戦でき、2羽の首が切り落されるまで続きます。一刀両断に成功した人は、名声と幸運が約束されるだけでなく、ご馳走と切り落としたガチョウが賞品として与えられます。

今年は男性92人、女性5人が名乗りを挙げ、19世紀からの祭り史上初めて女性が切り落としに成功しました。2羽目のガチョウがわずか2人目の挑戦で切り落とされたことも驚きを呼びました。

子供たちにとっても楽しい行事で、子供たちは中休みに舞台の上で変顔をすると、おやつのチーズがもらえます。もっと勇敢な子供には、設置された木のポールによじ登って、てっぺんにくくり付けられたプレゼントを奪いにいくのがおすすめ。

2羽の首が切り落されると始まるのはじゃがいも袋競争。子供たちはじゃがいも袋に入ってぴょんぴょん飛び跳ねながら、ひもにぶら下がったソーセージを口だけで食べる障害物競走を楽しみます。

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スイスの祭り「牧下り」で6歳児が喫煙

このコンテンツが公開されたのは、 スイス東部のアッペンツェルでは、今月初旬に伝統的な秋の祭り「牧下り」が開催された。観客は、カラフルに装飾された牛たちに魅了されるどころか、子供たちが合法的に喫煙する姿を見て仰天した。

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お次の「目玉が飛び出す」伝統行事は、スイス東部のアッペンツェルで四旬節の第4日曜日に行われる「フンケンゾンターク」。仰天するのは、カラフルに装飾された牛たちだけでなく、6歳の子供さえもが合法的に喫煙するその姿。

アッペンツェル観光協会の広報担当者は、昔から継承されてきたものの、伝統の由来は不明だと説明し、こう話します。「このような伝統行事で子供に喫煙が許されているというのは、確かに禁煙化が進む現代と矛盾していますね」

倫理的に「けしからん」伝統行事をお探しですか?有力候補としてご紹介したいのが、スイス東部グラウビュンデン州シュプリューゲンで、灰の水曜日に行われる謝肉祭「プシュウーリ(Pschuuri)」。グラウビュンデン地方の方言で「黒くする」を意味する「Pschuure」がキーワードとなるこの行事では、マスクを着けた男性が、若い女性を押し倒して顔に黒い炭を塗りたくります。

謝肉祭当日は、仮装して首にかごをぶら下げた子供たちが、お菓子をもらうために家を回るという、実に無邪気な始まり方をします。しかし午後になるとこの穏やかな雰囲気は一変し、―まさに文字通り―「黒い」暗雲が立ち込めます。毛皮、マスク、ベルを身に着け、油にまみれた石炭の混合物で武装した独身男性「プシューリロリ(Pschuurirolli)」が、子供や女性、特に独身の若い女性に襲いかかるのです。

夕方になると、若い男女が2人組で卵料理を求めて村の家々を回ります。言い伝えでは、この習慣によって「結婚適齢期」にある男女の生殖能力が高まるそうです。

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サクランボで有名なツーク州。5月頃に収穫期を迎えると、聖ミヒャエル教会の鐘「クリーシグロッゲ(Chriesigloggä)」が鳴り響く中、あらゆる年齢層の人々が長い木製はしごを抱えて石畳の街を駆け抜けます。

その昔、共同の土地で栽培されていたサクランボが収穫期を迎えると、地元住民が我先にと約8mのはしごを抱えて旧市街を駆け抜けたという旧習が起源。今となっては単純に楽しむための行事となったこの「はしご走」の後には、伝統的なサクランボ市がスタートします。

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チューリヒの夏は「穏やか」雪男が予報

このコンテンツが公開されたのは、 春の到来を祝うチューリヒの伝統行事「セクセロイテン」は8日夕、雪男を燃やして夏の天気を占う毎年恒例の儀式が行われた。それによると、今年は「穏やか」な夏になりそうだ。

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始めに言っておきますが、これは絶対、家で挑戦しないでください。チューリヒで毎年、春の到来を祝って行われる伝統行事「セクセロイテン(午後6時の鐘)」。雪男を燃やして夏の天気を占います。

燃えるだけなく、あらかじめ中に仕込まれた花火が爆発する雪男。爆発までの所要時間が短いほど、暖かく晴れの多い夏になるとされています。爆発までに17分45秒かかった今年は「穏やか」な夏になるとの予想でしたが――実際は比較的暑く、短い夏だったとさ。

(英語からの翻訳・大野瑠衣子)

(英語からの翻訳・大野瑠衣子)

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