米ロサンゼルス・ハリウッドで11日、第45回学生アカデミー賞の授賞式が行われ、チューリヒ芸術大学(ZHdK)のリサ・ゲルチュさん(26)が監督した短編作品「Almost Everything(原題・Fast alles)」が外国映画ナラティブ部門銀賞を受賞した。
このコンテンツが公開されたのは、
アルツハイマーをテーマに扱った同作品は24分の短編で、ゲルチュさんの卒業制作作品。世界各国400校から応募があった計1600作品の中から選ばれた。同作品はこれにより2019年アカデミー賞のノミネート資格を得た。
チューリヒ芸術大学の学生が同賞に入賞したのは3度目。これまでにイラン生まれの女性監督タルクホン・ハムザヴィさんが2013年に「Parvaneh」で、ジャン・エリック・マックさんが2017年に「Facing Mecca」でそれぞれ入賞を果たしている。
学生アカデミー賞はエンターテイメント業界における新しい才能の発掘を目的として1972年に設立された。未来の映画監督の登竜門のような存在として知られ、過去には「トイ・ストーリー」のジョン・ラセター監督や、「マルコムX」のスパイク・リー監督らが入賞している。
続きを読む
おすすめの記事
映画
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの映画、各種映画祭、スイスの監督、俳優、過去の受賞作品、そして世界的に有名な映画の舞台となったスイスの撮影スポットの数々を紹介する。
もっと読む 映画
おすすめの記事
ロカルノ国際映画祭の芸術監督、ベルリン国際映画祭の共同ディレクターに
このコンテンツが公開されたのは、
スイス南部ティチーノ州で毎年8月に開催されるロカルノ国際映画祭の芸術監督、カルロ・シャトリアン氏(46)が、ベルリン国際映画祭のディレクターに転じる。ジャーマン・フィルムズの社長、マリエッテ・リッゼンベック氏と共に、2019年5月に退任するディーター・コスリック氏の後任に就く。ドイツの文化メディア庁が22日、公式発表した。
もっと読む ロカルノ国際映画祭の芸術監督、ベルリン国際映画祭の共同ディレクターに
おすすめの記事
スイスの映画監督、カンヌ映画祭カメラドール審査委員長に
このコンテンツが公開されたのは、
カンヌ国際映画祭組織委員会は27日、第71回カンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)で、スイスのウルスラ・メイヤー監督(46)が審査委員長を務めると発表した。映画祭は5月8日に開幕。映画祭全体の審査委員長は、豪女優ケイト・ブランシェット(48)が務める。
もっと読む スイスの映画監督、カンヌ映画祭カメラドール審査委員長に
おすすめの記事
20年来の大ヒット作「ザ・スイスメーカーズ」
このコンテンツが公開されたのは、
映画「ザ・スイスメーカーズ」は屈指のスイス映画だ。移民をテーマにしたこの風刺映画、今日まで続く人気と成功の理由を、脚本も同時に手がけたロルフ・リシー監督が語る。 (Carlo Pisani, swissinfo.ch)
封切りは1978年。当時は5人に1人が見たといわれる「ザ・スイスメーカーズ」。鑑賞者数の多さでは有数のスイス映画の一つに数えられる。公式の映画統計が始まった1976年以来、スイス全国でのチケット販売数でトップを維持している。
リシー監督は2月末に80歳を迎えた。チューリヒの自宅で、どんな風に当局を皮肉ったかを振り返りながら、この映画は移民問題に直面する今の社会のトピックとしてもまったく古さを感じさせないと話す。
もっと読む 20年来の大ヒット作「ザ・スイスメーカーズ」
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。