マッターホルン初登頂が敢行された1865年以降、500人以上の登山家が死亡している
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ヴァレー(ヴァリス)州警察は1日、マッターホルンで4年前から行方不明になっていた日本人男性の登山者の遺体を発見したと発表した。
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先月11日、地元の山岳救助隊がスイスのマッターホルン東壁の登山基地で人骨や登山道具を発見した。DNA検査により、4年前に行方不明になっていた日本人登山者のものと判明した。
ヴァレー州警察は1日、その登山者について、「マッターホルンを単独で登頂する途中、2014年7月23日から行方不明となっていた40歳の日本人男性登山者だ」と明らかにした。
スイスとイタリアの国境にそびえるマッターホルンは、登山者に特に人気がある名峰。しかし、初登頂が敢行された1865年以来、死亡者数は500人以上にのぼる。
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アルプス最大を誇り、世界自然遺産にも登録されているスイス南部ヴァリス(ヴァレー)州のアレッチ氷河が危機に瀕している。地球温暖化により氷がかつてないスピードで解け続け、このままでは今世紀末までにほぼ消滅する可能性があるという。それだけでなく、周辺の景観や生態系にも大きな影響が及んでいる。
氷河の南端にあたる同州のリーダーアルプの村からゴンドラリフトで上がると、モースフルー展望台(2333メートル)に着く。展望台に立つと、アレッチ氷河の息をのむ美しさが眼前に広がる。グレーと白色が織り交ざった氷の河が、雄大なアルプスの山あいを縫うように流れる。
年配の日本人夫婦の観光客がベンチに座り、弁当を広げて景観を楽しんでいた。男性は「ここに来るのはこの17年間で3回目になるが、来るたびに氷河の様子が少しずつ変わっている。以前より河の幅が狭くなったし、氷の厚さもずいぶん減った。それでもやはり美しいけれど」と話す。
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邦人男性、スイス南部を下山中に転落死
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スイス南部のヴァリス(ヴァレー州)で今月7日、日本人男性(57)がツィナールロートホルンの下山中に標高3930メートルの地点から滑落する死亡事故が起きた。
転落した男性は氷河に体を打ちつけ、その場で救急隊により死亡が確認されたと、ヴァリス州の警察が発表した。
日本の在ジュネーブ領事事務所によると男性は旅行でスイスに来ていたという。しかし、それ以上の情報を得ることはできなかった。
先週末には日本人男性を含め、少なくとも5人がアルプス山脈で死亡する事故が起きた。そのうち2人はスイス人男性でそれぞれ別の山で転落死、他2人は4日から行方がわからなくなっていた英国人男性で、彼らはマッターホルンで凍死しているのが発見された。
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10日午前10時半頃、スイス南部ヴァリス(ヴァレー)州のモンテ・モロ峠を登山中の日本人男性(73)が15メートル下の斜面に転落。救助隊が駆け付けたが、その場で死亡が確認された。ヴァリス州の警察が発表した。
警察の発表によれば、事故現場は標高約2600メートルの「テリボーデン」と呼ばれる場所で、イタリアとスイスの国境をまたぐモンテ・モロ峠とサース・アルマゲルの間に位置する。なぜ転落したかは明らかになっていない。日本の在ジュネーブ領事事務所はスイスインフォの取材に対し、死亡した日本人男性の身元は確認中だと話した。
男性はほかの日本人2人とともにイタリアのマクニャーガから入山。サース・フェーまで登山予定だった。
スイスでは山の死亡事故は多い。スイスアルペンクラブの統計によれば、2015年は142人が山で命を落とした(内訳:男性114人、女性28人/スイス人82人、外国人60人)。最も多いのは登山中の事故で、事故原因は転落が最多。
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