3日、ローザンヌ国際バレエコンクールの審査初日に、25カ国から参加者77人が集まった。中国・武漢市の新型コロナウイルスによる影響で、中国・遼寧省の生徒3人が出場を辞退した。
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横浜市出身。1999年からスイス在住。ジュネーブの大学院で国際関係論の修士号を取得。2001年から2016年まで、国連欧州本部にある朝日新聞ジュネーブ支局で、国際機関やスイスのニュースを担当。2016年からswissinfo.chの日本語編集部編集長。
第48回ローザンヌ国際バレエコンクールが2日から始まった。ビデオ審査に合格した27カ国の84人が出場を予定していたが、怪我や学校の都合で7人が辞退。主催者によると、中国からは10人がコンクールに参加予定だったが、中国・遼寧省の生徒3人は、新型コロナウイルスの感染拡大による規制措置の影響を受け、生徒が所属する学校側が参加を見送った。
中国・北京と香港からスイスへ来た7人の中国人ダンサーは、健康で新型肺炎の症状が見られず、コンクール顧問医師の診断を受け、出場が認められた。
現時点で、新型コロナウイルスへの感染症例はスイスでは報告されていない。スイス航空などが中国本土への運航を月末まで停止し、空港では感染予防のため監視を強化しているが、出入国制限措置はとっていない。
バレエコンクールは、9日まで。決戦は8日に行われる。現在、スイスで一番古いローザンヌのボーリュ劇場の改装工事のため、今回と来年のコンクールは、ローザンヌから約30キロメートル東にあるモントルーで開催される。
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