2012年に最初の開発エリアが竣工。真新しい建物がまた一歩旧市街に近づいた(© Dominique Meienberg)
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校舎をオイロパアレーに移転したチューリヒ教育大学(© Dominique Meienberg)
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最も高い建物は54メートル(© Dominique Meienberg)
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チューリヒ教育大学の最上階から望むチューリヒ湖(© Dominique Meienberg)
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チューリヒ教育大学に続く階段。ここでは学生1800人が学ぶ(© Dominique Meienberg)
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グーグル社が入居予定の旧郵便局庁舎と、スイス連邦鉄道(SBB)の敷地にある新しい建物の間から見える風景(© Dominique Meienberg)
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高価格帯の住居が約400戸できる予定だ(© Dominique Meienberg, Zürich)
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ぶらぶら歩くだけでも楽しいブティック(SBB)
SBB
古い建物と新しい建物のコントラストが際立つ(© Dominique Meienberg, Zürich)
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チューリヒ中央駅から建設予定のオイロパ広場に続く出口は、今秋完成した(© Dominique Meienberg, Zürich)
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2017年9月初めに文化総合施設「コスモス」がオープン。6つのスクリーンを擁した映画館やレストラン、イベント会場、書店が入る(KEYSTONE/Walter Bieri)
Keystone
はっきりした線と精密な建築構造がチューリヒの新エリアの外観を形作る(Stefan Müller)
Stefan Müller
75本のイチョウの木がオイロパアレーを彩り、地域に視覚的な調和をもたらす(Dominique Meienberg, Zürich)
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計4800人の学生がオイロパアレーで学んでいる(© Dominique Meienberg, Zürich)
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線路の向こうに開発中の地区が広がる(© Dominique Meienberg, Zürich)
© Dominique Meienberg, Zürich
チューリヒの中心地に広がる新しい観光スポット「Europaallee(オイロパアレー)」。チューリヒ中央駅のプラットホームのすぐ裏から古い建物が並ぶ4区まで、オフィスや住居、ホテル、レストラン、店、お出かけスポットや教育機関が軒を連ねる。
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Dominique Meienberg (Fotos), Ester Unterfinger (Text)
スイス連邦鉄道(SBB)は7万8千平方メートルに及ぶ広大な敷地の所有者で開発者だ。2009年に着工し、12年に開発の第一段階が終了。真新しい建物群がまた一歩、古い地区に近づいた。最後の開発区域は20年に竣工予定だ。
凝縮型の建物をメインテーマに据えたプロジェクトで、ここまで意見が分極化したのは珍しい。景観保護活動家やプランナー、都市開発のデベロッパー、住民、誰もがこの計画を話題にした。2006年、プロジェクトの是非を問う住民投票が行われ、65%の賛成で可決された。
一部の人々は、オイロパアレーは地域の高級市街地化につながると懸念する。高級な建物が出来れば商業にとっては嬉しい話だが、「普通のチューリヒ市民」が立ち入る余地はない。一方で、かつて治安の悪かったラング通り(Langstrasse)が新エリアの登場によって別の形で活気づき、再評価されるとみる人もいる。
それでもオイロパアレーがまだ何の特徴も持っていないというのが大方の意見だ。このエリアに人が集まるのは通勤のラッシュアワーの時間帯だけ。最近オープンしたばかりの映画館・文化スポット「コスモス」が、このエリアに文化的で社会的な風を吹き込んでくれるかもしれない。
(独語からの翻訳・ムートゥ朋子)
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