家を買う余裕がないエイブラハムさんとブレンダさんは、貯金でキャンピングカーを購入した。パロアルトにあるスタンフォード大学のキャンパス前には、キャンピングカーが長蛇の列を作る。2人と同様、ここで車上生活する住民は多い。大規模な競技が開かれる日などは、大学側が立ち退きを求めることもあるという
Mary Beth Meehan
ウガンダから米国に来たメアリーさんは、サンノゼに住む長女の下で暮らす。「1つ気づいたことがある。ここにはアフリカよりも貧しい人がいる。私の故郷の村には、ホームレスなんて1人もいない」
Mary Beth Meehan
カリフォルニア州とワシントン州を結ぶ国道101号線に建設中の新しい建物
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大手テクノロジー会社に勤めていても、生計が立てられずホームレスに転落する人は多い。エリザベスさんもそんな1人だ。「シリコンバレーでは、そこそこの給料があっても、その日暮らし以上の生活を望めない人たちがいる」
Mary Beth Meehan
技術革新の中心地として知られるシリコンバレー。世界5大ハイテク企業のうち、アルファベット、アップル、メタの3社が本拠地を置く。ウォーレンさんは、自分の小さな会社をシリコンバレーの巨大企業にのし上げるつもりはないという。「こういった企業の多くが巨大なのは、倫理的・道徳的な一線を越えることを厭わないからだ」
Mary Beth Meehan
フェイスブックやインスタグラムの親会社・メタの警備員として働くクリストバルさんの任務は、敷地内への車の誘導や、歩きスマホする人たちの安全を守ることだ。長時間の労働にもかかわらず、健康保険には入れない。シリコンバレーに家を持つ余裕もないという
Mary Beth Meehan
大いなる夢を抱き米国にやってくる研究者は多い。ポーランド出身のエンジニアのユスティナさんもそんな1人だ。地震や洪水などの災害時に役立てる自律型緊急対応システムを開発したが、ソーシャルプロジェクトの多くは資金不足が原因で失敗する傾向が強いという
Mary Beth Meehan
ワンルームのアパートに毎月3千ドルの家賃を払うか、ダウンタウンへの通勤地獄に何時間も耐えるか――。シリコンバレーで働くことは、多くの人にとってそのニ者択一を意味する。複数の学位を持ち、製薬会社とテクノロジー企業で働くインド人夫婦のラヴィさんとゴータミさんもそうだ
Mary Beth Meehan
サンフランシスコの南部・パロアルトの東部に位置するメタ本社近くにある埋め立て地の跡地。全世界のメタ社員6万6千人の約4分の1がメンローパークで働く
Mary Beth Meehan
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