The Swiss voice in the world since 1935
トップ・ストーリー
スイスの民主主義
ニュースレターへの登録

メルケル独首相、国境管理でスイスと「協議の必要」

メルケル首相
21日、ベルリンで記者会見したメルケル首相 Keystone / Filip Singer / Pool

ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスやその変異株の感染拡大を防ぐため、スイスと国境管理について協議する意向があると述べた。

メルケル氏は21日、ベルリンでの記者会見で、ウイルスや変異株の影響を受けている隣国との状況に言及。「スイスと話し合う必要があるだろう」と述べた。

メルケル氏は「一律の国境制限を設けることは避けたい」と語った。チェコとはすでに協議に入ったと語った。

ただ「ドイツの2倍の感染率を抱える国が、こちらがすべて閉鎖しているのにあらゆる店舗を再開したら、それは明らかに問題だ」とくぎを刺した。

その直後、スイスのギー・パルムラン連邦大統領は自身のツイッターに、メルケル氏とは電話で話したばかりだと投稿した。パルムラン氏はまた、この危機の「デリケートな」段階において両国が緊密に連絡を取り合いながら決断するとツイートした。

感染者数の動向

スイスは人口10万人当たりの新規感染者数(直近2週間)が360人となっている。連邦政府は18日から企業に在宅勤務を義務付け、生活必需品以外の小売店は営業を停止した。

ドイツは過去7日間で119人となっている。ドイツでは少なくとも2月14日まで、学校、レストラン、必需品以外の商店が閉鎖される。

入国時に10日間の自主隔離を義務付けるリスク国の一覧に、スイスはドイツのテューリンゲン州とザクセン州を加えた。

おすすめの記事
ワクチン

おすすめの記事

スイスのコロナ情報 マスク義務再開はなし

このコンテンツが公開されたのは、 スイスは4月1日、新型コロナウイルス感染症に対する全国的な感染対策を全て撤廃した。秋冬の感染再拡大が懸念される中、スイス公衆衛生当局はマスク義務の再開は必要ないとしている。

もっと読む スイスのコロナ情報 マスク義務再開はなし

人気の記事

世界の読者と意見交換

ニュース

スイス公共放送協会

おすすめの記事

スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も

このコンテンツが公開されたのは、 スイス放送協会(SRG SSR)は政府の予算削減を踏まえた組織再編計画を発表した。4言語圏の放送局のスポーツ、ドラマ、制作、配給、人事、財務、ITサービスなど各部門を縦割りで再編成する。

もっと読む スイス公共放送協会、大規模な組織再編計画を発表 人員削減も
財布

おすすめの記事

スイスでは現金のチップが主流

このコンテンツが公開されたのは、 スイスのレストランでクレジットカードやスマホ決済が普及しているが、チップは今も現金で払うのが主流だ。消費者の多くは、チップが確実にスタッフの手元に入るようことを重視している。

もっと読む スイスでは現金のチップが主流
プラタナス

おすすめの記事

プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究

このコンテンツが公開されたのは、 スイスの研究所が新たな研究結果を発表し、プラタナスは猛暑でも冷却効果を発揮することが分かった。樹木の冷却効果は30~35℃で限界に達するという既存の仮説を覆す結果が出た。

もっと読む プラタナス、猛暑でも冷却効果 スイスの研究
ひまわり畑

おすすめの記事

見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

このコンテンツが公開されたのは、 スイス連邦鉄道(SBB)は17 日、目に見えない障がいを持つ乗客を対象としたヘルプマークの配布を試験的に開始した。外見からは分からなくても支援・配慮を必要としている人への理解を深めることを目的としている。

もっと読む 見えぬ障がい伝えるバッジ、試験配布開始 スイス連邦鉄道

swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。

他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部

SWI swissinfo.ch スイス公共放送協会の国際部