住民は避難指示が解除されるまで、夜間は村に入ることはできない。2023年4月4日撮影
© Keystone / Gian Ehrenzeller
最大200万立方メートルの岩塊が近く、崩落または滑落するおそれがあるとして、スイス南東部グラウビュンデン州ブリエンツ村の住民に対し避難指示が出された。
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ブリエンツ村の住民約80人は、12日午後6時までに村から退去する必要がある。地元当局が9日、発表した。
住民は避難指示が解除されるまで、夜間は村に入ることはできない。13日からは危険レベルが許す限り、日中に出入りすることができる。村にある2つの農場の家畜は当分の間、厩舎に留まる。
同村は、地滑りが起こるとされる一帯のふもとに位置する。当局の測定によると「現在、広い範囲で移動速度が加速している」。これは、今後7~24日の間に最大200万立方メートルの岩石が落下または滑動することを示している。
同州チェンガロ山では2017年、過去130年で最も大規模な土砂崩れが発生し、8人のハイカーが死亡、複数の民家が倒壊した。
英語からの翻訳:大野瑠衣子
※ブリエンツ村の人口を2023年5月30日に修正しました。
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