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国際赤十字、ジュネーブの新社屋をお披露目

赤十字の新社屋
スイス・ジュネーブのプチ・サコネ地区にある国際赤十字・赤新月社連盟本部 swissinfo.ch

スイス・ジュネーブにある国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)外部リンク本部の新しい建物が完成した。 スイス政府が建設資金の一部を融資した。

IFRCのフランチェスコ・ロッカ会長は、6日の落成式で「この新本部は人道の家だ。世界191カ所の赤十字・赤新月の家であり、1400万人のボランティアの家となる。IFRCは深くジュネーブの地に根差し、ここで安らぎを得られることに感謝を申し上げたい」とあいさつした。

スイス政府の無利子融資で5940万フラン(約64億円)を調達。現在約350人のIFRC職員がここで働いている。

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落成式はIFRCの創立100周年記念日の翌日だった。1919年5月5日、米国、英国、イタリア、日本、フランスの赤十字社が集まり、IFRCの元となった赤十字社連盟を設立。第一次大戦後の人道支援に当たってきた。

スイス赤十字社(SRC)外部リンクは1920年に加盟。1922~39年のパリに置かれた時期を除き、IFRC本部の事務局はジュネーブに置かれている。このためSRCは39年以来、IFRC理事会に常任ポストを持つ。

スイスの国連大使ヴァレンティン・ツェルヴェーガー氏は式典で「世界最大の人道支援活動を支える事務局に場所を提供することをこの上なく光栄に思う」と語った。 「IFRCが地域によく馴染み省エネ技術を活用したモダンな大型社屋で100周年を迎えることができ、スイスも嬉しく思う」

国際赤十字運動はIFRC、国際赤十字委員会(ICRC)外部リンク、各国の赤十字の3組織で構成される。IFRCは世界中の災害や健康上の緊急事態の被災者支援に重点を置く。1863年に設立されたスイス法人ICRCは主に紛争や武力行使の被害者支援や、戦争の犠牲者を守るための法整備に焦点を当てる。本部はジュネーブ。

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(英語からの翻訳・ムートゥ朋子)

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