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スイス経済相、英EU離脱決定後もEUと移民規制について交渉

移民政策に関して、スイスはEUから譲歩を引き出せるのだろうか?ドイツのメルケル首相と話し込む、スイス経済相のヨハン・シュナイダー・アマン氏(赤いネクタイ)。隣はイタリアのレンツィ首相、その向かい側はフランスのオランド大統領。新ゴッタルドトンネル開通に際して。2016年6月1日 Keystone

英国の欧州連合(EU)からの離脱決定を受け、EUでは混乱が続いている。しかし、スイスのシュナイダー・アマン経済相は、移民の受け入れに関する交渉をEUと早く進めたい意向だと、スイスの日曜紙2紙とのインタビューで話した。

 英国のEU離脱が国民投票で可決されたことを受け、スイスとEUとの交渉に支障が出る可能性も示唆されていたが、シュナイダー・アマン氏は「EUと早期の解決を目指す」としている。

 スイスでは2014年の国民投票で、移民の受け入れ人数を出身国別に割り当てる提案が可決された。だが、スイスは人の移動の自由に関する協定をEUと結んでおり、同案を実施するにはEUと再交渉する必要がある。

 受け入れ人数を固定することに関してシュナイダー・アマン氏は「問題が大きい」と判断。そのため、特定の産業や地域のニーズに合わせて、移民の受け入れ人数を変えていく方向を検討しているという。

 英国の国民投票結果が発表された24日、結果が気になり夜中の3時に目が覚めたというシュナイダー・アマン氏。「その日はEUを変えた、歴史に残る1日」と話した。

(英語からの翻訳・編集 鹿島田芙美)

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