若い世代は特にギャンブル依存症を発症するリスクがある
© Keystone/Gaetan Bally
最新の調査によると、新型コロナウイルス危機により、薬物乱用やギャンブル依存症などさまざまな依存症のリスクがスイス国内で高まっている。
このコンテンツが公開されたのは、
依存症問題を専門とする「アディクションスイス」が調査報告書外部リンクを発表した。
調査では一般市民より感染リスクの高い環境にいる医療・物流・小売業界の従事者、重病患者やその家族のほか、パンデミックにより経済問題を抱えてしまった人などは、よりリスクが高いとしている。
調査では、アルコールの過剰摂取を主要な問題の1つに上げている。また喫煙者のほとんどが、1日の喫煙量を増やしたことも分かった。
また特に18〜29歳の年齢層で、オンラインギャンブルの傾向が高まっているとした。
スイスでは、アルコール依存症の人は25万人、日常的な喫煙者は人口約850万人あたり約19%、ギャンブル依存症の人は3%超と推定される。
専門家は、依存症が深刻化する前に第三者の助けを求めるよう呼びかけている。
おすすめの記事
TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
このコンテンツが公開されたのは、
米誌タイムズの「2025年最も影響力のある100人」に、弁護士コーデリア・ベール氏がスイス人女性では唯一ランクインした。ベール氏は気候訴訟で異例の勝訴判決を勝ち取った人物だ。
もっと読む TIME誌、スイス人弁護士を「最も影響力のある100人」に選出
おすすめの記事
ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス小売大手のミグロ(Migros)は14日、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウにある1店舗を年中無休化すると発表した。
もっと読む ミグロ、スイス初の年中無休スーパーを開店へ
おすすめの記事
ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
このコンテンツが公開されたのは、
2025年大阪・関西万博のスイス館が、13日の開幕日に開館した。没入感のある展示空間でスイスの多様・卓越性を紹介し、150万人以上の来館者を見込む。
もっと読む ハイジのスイス館、150万人以上の来館者見込む 大阪・関西万博
おすすめの記事
スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのカリン・ケラー・ズッター連邦大統領は、米国の追加関税について、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談した。
もっと読む スイス大統領、関税でトランプ氏と電話会談
おすすめの記事
【トランプ関税】スイス経済相が米通商代表と初協議
このコンテンツが公開されたのは、
米国の関税措置をめぐり、スイスのギー・パルムラン経済相は7日、米通商代表のジェミソン・グリア氏とビデオ会議による最初の協議を行った。
もっと読む 【トランプ関税】スイス経済相が米通商代表と初協議
おすすめの記事
スイス、トランプ関税に報復せず
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は3日、ドナルド・トランプ政権が同日発表した関税に対し、当面は対抗措置を取らないと表明した。
もっと読む スイス、トランプ関税に報復せず
おすすめの記事
トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
このコンテンツが公開されたのは、
ドナルド・トランプ米大統領は、スイスからの輸入品に31%の関税を課すと発表した。
もっと読む トランプ大統領、スイス製品に31%の関税
おすすめの記事
スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
このコンテンツが公開されたのは、
中国のEVメーカー比亜迪(BYD)が正式にスイス市場に進出する。年内に全国で15店舗を出店する計画だ。
もっと読む スイスにBYDが上陸 年内に15店舗
おすすめの記事
スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの金融市場監督機構(FINMA、日本の金融庁に相当)は1日、監督体制を強化するため組織を再編したと発表した。クレディ・スイス危機への反省から、立ち入り検査機能を増強する。
もっと読む スイス金融当局が組織再編 リスク管理部門を新設
おすすめの記事
スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦経済管轄局(SECO)は1日、これまでに国内で凍結したロシア資産は74億フラン(約1兆2500億円)になったと発表した。資産の所有者の特定が進んだことで、昨年4月から1年で16億フラン増えた。
もっと読む スイスで凍結されたロシア資産、1.25兆円に 所有者の特定進む
続きを読む
おすすめの記事
「ヘロイン計画がなかったら、とっくに命を落としていた」
このコンテンツが公開されたのは、
スイスで麻薬中毒患者に無料でヘロインを処方することで中毒治療を行うプログラム「ヘロイン計画」が始まって20年。国の管理の元、国内では1500人の中毒患者が、この依存性の高い麻薬の配布を受けている。
もっと読む 「ヘロイン計画がなかったら、とっくに命を落としていた」
おすすめの記事
バーンアウト、働きすぎて「ゆでガエル」になる前に予防を
このコンテンツが公開されたのは、
スイスではここ数年、ストレスからバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥る人が急増。一つの社会現象ともいえるほどだ。このバーンアウトをテーマにローザンヌで先月、シンポジウムが開かれた。そこで講演した専門家のキャトリン・ヴァゼーさんは、仕事に没頭しすぎて燃え尽きてしまう人たちを、ぬるま湯から徐々に温度を上げられてもそれに気付かず、最後は「ゆでガエル」になってしまうカエルに例え警鐘を鳴らしている。
もっと読む バーンアウト、働きすぎて「ゆでガエル」になる前に予防を
おすすめの記事
スイスの中毒患者の現状明らかに 地域差も
このコンテンツが公開されたのは、
スイス健康調査機関(OBSAN)が行った調査で、スイスの中毒患者はどのような合法・違法薬物に依存し、またどの地域に集中しているのかが明らかになった。
もっと読む スイスの中毒患者の現状明らかに 地域差も
おすすめの記事
スイスの中毒事情
このコンテンツが公開されたのは、
スイスではアルコール中毒、ニコチン中毒に加えて、電子たばこ中毒やオンラインギャンブル中毒も増えている。
もっと読む スイスの中毒事情
おすすめの記事
米国のオピオイド危機 スイスでも警告
このコンテンツが公開されたのは、
米国で起こったオピオイド危機をきっかけに、スイスの一部の医療専門家はオキシコドン(オピオイド系鎮痛剤)を含む薬物の過剰処方について警告を発している。専門家はまた、スイス当局に対し、中毒リスクを抑制する措置を講じるよう訴える。
もっと読む 米国のオピオイド危機 スイスでも警告
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。