魔法の公式

内閣は現在4つの政党から成る、いわば連立政権。その内閣を構成する7人の閣僚を選出する際、4つの政党の分配比率を守る暗黙の了解を指す。この法則は法律で定められているわけではなく、あくまでも慣行だ。

1959年に初めて使われたこの議席配分は社会民主党 ( SP/PS ) に2議席、急進民主党 ( FDP/PRD ) に2議席、キリスト教民主党 ( CVP/PDC ) に2議席、国民党 ( SVP/UDC ) に1議席だった。この配分は2003年に変わり、キリスト教民主党が1議席を失い、第1党となった国民党に2議席目が与えられた。

「魔法の公式」は出身州、言語圏配分も配慮し、暗黙のうちに4議席をドイツ語圏、3議席をラテン語圏からの出身者を選出している。