ウクライナとスイス、和平めぐる国際会議をダボスで共催
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日、同国の和平について話し合う「平和の公式」国際会議の第4回会合を、来年1月14日にスイスのダボスで開くと明らかにした。同15日から世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)が開催されるのに合わせる。
ゼレンスキー大統領が自身のX(旧ツイッター)アカウントで明らかにし、ドイツ語圏の日刊紙ターゲス・アンツァイガーが11日に報じた。
またスイス外務省(EDA/DFAE)もドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)に対し、1月14日にダボスでウクライナをめぐる国家安全保障担当官の会合が開かれると明かした。ウクライナとスイスが共同で主催し、ウクライナがロシアとの戦争を終わらせるために提唱する和平案「平和の公式(Peace Formula)」を中心に協議する。
I met with President @LuisLacallePou外部リンク to thank Uruguay and its people for supporting Ukraine’s sovereignty and territorial integrity.
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) December 10, 2023外部リンク
Ukraine is fighting a tough battle against Russian invaders while also working to implement the Peace Formula, one of the key political… pic.twitter.com/XCodE8QXcp外部リンク
平和の公式は昨年11月の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)でウクライナが提示したもので、クリミアを含むすべての占領地からのロシア軍の即時撤退など10項目から成る。平和の公式を巡っては今年10月に2回目の国際会議がマルタで開かれ、日米欧各国をはじめとする約70カ国・国連機関の高官らが出席した。ロシアは参加しなかった。
英語からの翻訳:大野瑠衣子
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