スイスのクリプト社が不正な暗号化デバイスを製造し、米中央情報局(CIA)のスパイ活動に加担していたとされる疑惑で、スイス連邦検察は捜査の結果、同デバイスの輸出許可申請において違法行為はなかったとし、捜査を終了した。
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検察庁が21日、スイスの通信社Keystone-SDAの取材に回答した。同事件を巡っては、スイス連邦経済省経済管轄局(SECO)が2月中旬、被疑者不明で刑事告訴していた。
捜査では、クリプトの輸出許可申請書に隠ぺい・虚偽の記載があったかに焦点が当たった。スパイ活動については捜査の対象外だった。
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検察庁は、没収された暗号化デバイス約400台の返却を命じた。
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