スイス政府のコロナ対策、1年延長
スイス連邦議会は15日、新型コロナウイルス感染症の検査を公費負担し、ウイルス流行で大打撃を受けた個人や企業に対する政府の一連の経済支援策を12カ月延長する法改正案を賛成多数で支持した。
連邦政府のコロナ対策の法的基盤となるCOVID-19法を改正する。法改正では、連邦政府が一定の条件下でコロナ検査費用を再び負担する。また、失業給付のほか、短縮操業制度や深刻な事例に対する支援などを2022年末まで延長する。
現行の支援措置は12月末に期限が切れる。
連邦議会による同法改正は昨年9月以来4度目。過去2回の改正時は、政府のコロナ対策を批判する勢力が法改正に反対するレファレンダムを提起。今年6月と11月に国民投票にかけられたが、有権者はいずれも法改正を支持した。
今回の改正で、反対を表明した主要政党はなかった。前回反対した右派の国民党は、今回は異議を唱えなかった。11月の国民投票の有権者の判断を受け入れたという。
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