アラン・ベルセ内務相に非はなし?小型飛行機を操縦中、仏航空当局のミスで緊急着陸を余儀なくされた
©keystone/peter Schneider
スイスのアラン・ベルセ内務相がフランス領空で小型飛行機を操縦中、仏軍から強制着陸を命じられたトラブルで、仏航空局が同機の機体番号を間違えるミスがあったとメディアが報じた。
このコンテンツが公開されたのは、
ベルセ氏は5日、スイス・フリブール近郊のエキュヴィラン飛行場から離陸。誤って仏中部のアヴォール軍事空軍基地に近づきすぎたため、仏軍が強制着陸させた。 ベルセ氏は身元確認と必要な税関承認の提示を求められ、その後、飛行を継続した。
おすすめの記事
おすすめの記事
スイスのベルセ内務相、仏領空飛行中に仏空軍からお咎め
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのアラン・ベルセ内務相が今月5日、私的時間中に隣国フランスで小型機を自ら操縦していたところ、仏空軍に「お咎め」を受けた。
もっと読む スイスのベルセ内務相、仏領空飛行中に仏空軍からお咎め
連邦内務省広報は当初、仏軍の管制塔が発した情報をベルセ氏が「誤解」したため着陸を指示されたと説明していた。ところが日曜紙ゾンタークスツァイトゥングの報道によると、ベルセ氏がフリブールから仏西部シャテルローへ向かう間に無線で3回呼び出しを受けた機体番号は「HB-TOR」で、同氏がチャーターした機体番号「HB-TDR」と1文字違っていた。
航空専門家が同紙に語ったところによると、ベルセ氏は当局の警告が自分に向けられたものだとは思わず、呼びかけに応じなかった。同氏はこの報道について声明を出していない。内務省やベルンの仏大使館も、スイスの通信社Keystone-SDAの取材に対しコメントしなかった。
この一件はスイスのメディアで大きく取り上げられ、ベルセ氏の辞任を求める声や、単に面白がる声など、さまざまな反応があった。
内務省によると、ベルセ氏は2009年に飛行機の操縦免許を取得。時折、軽飛行機を借り操縦を楽しんでいるという。
おすすめの記事
おすすめの記事
スイスのベルセ大統領は実に庶民的な男だった
このコンテンツが公開されたのは、
ニューヨークの街中で、地べたに座るスイスの大統領―。そんな一国のトップらしからぬアラン・ベルセ連邦大統領の画像が、ソーシャルメディア上で話題になった。日本では考えられないが、スイス人にとっては見慣れた光景だ。
もっと読む スイスのベルセ大統領は実に庶民的な男だった
英語からの翻訳:宇田薫
おすすめの記事
スイス、シェンゲン域外の訪問者のデータを収集へ
このコンテンツが公開されたのは、
シェンゲン協定域外の旅行者のデータは、スイスを含む加盟国の国境で今後、自動的に記録される。
もっと読む スイス、シェンゲン域外の訪問者のデータを収集へ
おすすめの記事
スイス議会、新聞配達費用の補助金を引き上げ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国民議会(下院)の委員会は4日、新聞の配達費用の補助金を引き上げる内容の郵便法改正案を提出した。
もっと読む スイス議会、新聞配達費用の補助金を引き上げ
おすすめの記事
賃金分析「罰則・対象拡大が必要」 スイス労働団体
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの労働組合など52団体が3日、政府に男女賃金差別を撤廃するための法制強化を求める公開書簡を発表した。
もっと読む 賃金分析「罰則・対象拡大が必要」 スイス労働団体
おすすめの記事
スイス中銀、807億フランの黒字 2024年決算
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が3日発表した2024年度決算確報は、807億フラン(約13.5兆円)の黒字だった。速報時点の見込み通り、連邦政府・州に30億フランを配当する。
もっと読む スイス中銀、807億フランの黒字 2024年決算
おすすめの記事
スイス中銀総裁、ビットコインの準備金化に反対
このコンテンツが公開されたのは、
スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のマルティン・シュレーゲル総裁はスイス紙のインタビューで、中銀の準備金にビットコインを追加する国民投票案に反対する考えを示した。暗号資産(仮想通貨)は資産として多くの問題を抱えていると指摘した。
もっと読む スイス中銀総裁、ビットコインの準備金化に反対
おすすめの記事
スイス、米国の死刑推進に「深い懸念」表明 人権理事会で
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は3日の国連人権理事会(HRC、本部・ジュネーブ)で、ドナルド・トランプ米大統領が連邦・州レベルの死刑制度を強化する大統領令に署名したことを「深く懸念している」と表明した。
もっと読む スイス、米国の死刑推進に「深い懸念」表明 人権理事会で
おすすめの記事
スイス連邦工科大、鉄道橋の構造安全性を評価するAIツールを開発
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)は24日、鉄道橋の構造安定性を評価する人工知能(AI)ツールを開発したと発表した。
もっと読む スイス連邦工科大、鉄道橋の構造安全性を評価するAIツールを開発
おすすめの記事
スイス株式相場、初めて1万3000の大台に
このコンテンツが公開されたのは、
スイス株式市場で24日、代表指標のSMIが一時1万3000の大台を超え、史上最高値を記録した。前日のドイツ連邦議会選挙で保守派が勝利したことを受け、安心感が広がった。
もっと読む スイス株式相場、初めて1万3000の大台に
おすすめの記事
ゼンティス山の山岳ケーブルカー、改修工事へ
このコンテンツが公開されたのは、
東スイスの有名観光地ゼンティス山の山岳ケーブルカー「Säntisbahn」運営会社は24日、強風に対する安定性向上を目的にケーブルカー施設の全面改修工事に着手すると発表した。
もっと読む ゼンティス山の山岳ケーブルカー、改修工事へ
おすすめの記事
スイス、PFASの規制強化を検討
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦政府は「永遠の化学物質」の異名を持つ有機フッ素化合物(PFAS)の規制強化に着手した。飲み水の上限値は来年から引き下げられる。
もっと読む スイス、PFASの規制強化を検討
続きを読む
おすすめの記事
ベルセ内務相を脅迫した女性に罰金 対応めぐり調査開始
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのアラン・ベルセ内務相に恐喝メールを送った女性が罰金を科された。事件への対処が適切だったかどうか、検察庁監督機関による調査が始まっている。
もっと読む ベルセ内務相を脅迫した女性に罰金 対応めぐり調査開始
おすすめの記事
ベルセ大統領、安倍首相と首脳会談
このコンテンツが公開されたのは、
スイスのアラン・ベルセ連邦大統領は12日、東京の官邸で日本の安倍晋三首相と会談した。二国間関係のほか、北朝鮮問題など国際情勢について幅広く協議した。
もっと読む ベルセ大統領、安倍首相と首脳会談
おすすめの記事
最年少スイス連邦大統領誕生 84年ぶり
このコンテンツが公開されたのは、
2018年のスイス連邦大統領に45歳のアラン・ベルセ氏が就任した。連邦大統領としては1934年以来最年少。連邦大統領の職は輪番制で任期は1年間。
もっと読む 最年少スイス連邦大統領誕生 84年ぶり
おすすめの記事
手話の流行語大賞「アラン・ベルセ」大統領に 高まる手話への意識
このコンテンツが公開されたのは、
ユーモアに言葉の壁はない。2018年のスイスの手話の流行語大賞に、輪番制の大統領を今年担ったアラン・ベルセ氏が選ばれたのもその一例だ。だがスイスの手話自体にも「壁はない」と言えるのだろうか?
もっと読む 手話の流行語大賞「アラン・ベルセ」大統領に 高まる手話への意識
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。