シモネッタ・ソマルーガ連邦大統領が、米フォーブス誌が選ぶ今年の「世界で最も影響力のある女性100人」の56位に選ばれた。
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同ランキングはフォーブス誌が毎年発表。17回目となる今回は、4つの指標(お金、影響、影響を与えた範囲、メディアの言及)のほか、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)にどう対応したかも評価した。
ソマルーガ氏はコロナ危機以降、部分的ロックダウン(都市封鎖)実施などの主要記者会見では内閣を代表して発言。感染が拡大し始めた今年3月には、国民に充てた手紙で感染防止の徹底を訴えた。
フランス語圏のスイス公共放送(RTS)は、国民の声に耳を傾け、安心させるという政府の取り組みの中で同氏のプレゼンスが際立ったとしている。
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(32位)、台湾の蔡英文総統(37位)もコロナ対策が高く評価された。
ソマルーガ氏は2010年に閣僚入り。2015年にも大統領を務めた。スイスの大統領は1年ごとの輪番制で、2021年はギー・パルムラン経済相が務める。
ランキングの1位はドイツのアンゲラ・メルケル首相、2位はクリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、3位は次期米副大統領カマラ・ハリス氏だった。
日本からは唯一、東京都の小池百合子都知事が63位に入った。
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