スイスは国境警備隊と税関業務のシステムを抜本的に見直し、デジタル技術に適応した組織に統一する。
このコンテンツが公開されたのは、
連邦政府は10日、連邦税関事務局外部リンク(FCA)を新たに連邦税関国境警備局とする計画を発表。「デジタル化がもたらすチャンスをつかみたい」と述べた。
政府はより柔軟で迅速なサービスの提供も目指す。政府は声明で 「例えば、人やモノの移動に関する状況が危機的になった場合、連邦税関事務局が当該地域に対し、これまで以上に注力できる」と述べた。
税関職員と国境警備隊職員は全員、商品や人、輸送車両をチェックする訓練を受ける。全員が同じ制服を着て武器を携帯する。武器は火器とは限らない。
今回の措置は、税関のデジタル化を目指す政府のDaziTトランスフォーメーションプログラム外部リンクの一環。同プログラムで、通関手続きや関税徴収などが簡素化、統一化され、完全にデジタル移行する。
政府は2017年秋、同プログラムに約4億フラン(約440億円)の事業費を投じることで合意した。プログラムは2018年1月1日に始動し、2026年末に完了する。
おすすめの記事
スイスの男女賃金格差、1.8ポイント縮小 「説明できない差」は拡大
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局が26日発表した2022年の賃金差調査によると、女性の平均賃金は男性より16.2%低かった。男女差は20年の18%から1.8ポイント縮小した。
もっと読む スイスの男女賃金格差、1.8ポイント縮小 「説明できない差」は拡大
おすすめの記事
2025年の高級品市場、米国が牽引役に UBSレポート
このコンテンツが公開されたのは、
高級品市場は中国での需要減退により、2025年は米国が成長のエンジンとなる――スイスの銀行UBSが25日発表したレポートでこんな見通しを示した。
もっと読む 2025年の高級品市場、米国が牽引役に UBSレポート
おすすめの記事
スイス製狙撃弾60万発以上がウクライナに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの弾薬製造会社Pディフェンスの狙撃用弾薬が昨年7月、ポーランドの会社経由でウクライナに届いていた。スイス公共放送が報じた。
もっと読む スイス製狙撃弾60万発以上がウクライナに
おすすめの記事
核ごみ処分場計画「国民投票で可決されれば加速」
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・チューリヒ州の放射性廃棄物処分場建設計画をめぐり、計画主である放射性廃棄物管理協同組合NAGRA(ナグラ)は、国民投票による決着を歓迎する姿勢を示す。
もっと読む 核ごみ処分場計画「国民投票で可決されれば加速」
おすすめの記事
スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
このコンテンツが公開されたのは、
チューリヒ州の放射性廃棄物処分場建設計画が、正式な認可が下りる前から反対運動に直面している。
もっと読む スイスの核廃棄物処分場計画、反対派が国民投票計画
おすすめの記事
ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
このコンテンツが公開されたのは、
ビートルズのジョン・レノンさんが殺害される2カ月前にオノ・ヨーコさんから贈られ、その後盗まれた腕時計について、スイスの連邦最高裁判所はオノさんに時計の完全な所有権があるとの判決を出した。
もっと読む ジョン・レノンの盗まれた腕時計、所有権はオノさん スイス最高裁が認定
おすすめの記事
スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
このコンテンツが公開されたのは、
スイス証券取引所を運営するSIXグループは11日、英国の証券取引サービスプロバイダー、アクイス・エクスチェンジを買収すると発表した。今後、多角的取引システム(MTF)に参入する方針だ。
もっと読む スイス証取、英プロバイダーを買収 MTF参入へ
おすすめの記事
2022年の可処分所得は約95万円 スイス統計局
このコンテンツが公開されたのは、
スイス連邦統計局は12日、2022年の1世帯平均の可処分所得はひと月6902フラン(当時レートで約95万円)だったと発表した。前年からほぼ横ばいだった。
もっと読む 2022年の可処分所得は約95万円 スイス統計局
おすすめの記事
CERNとロシアの研究協力協定、11月末に期限迎える
このコンテンツが公開されたのは、
今月30日、ロシアの研究機関とジュネーブに拠点を置く欧州原子核研究機構(CERN)との協力協定が終了する。研究者はCERNのプロジェクトに影響を及ぼすと警告している。
もっと読む CERNとロシアの研究協力協定、11月末に期限迎える
おすすめの記事
女子優位のクラスを出た女性は高収入の傾向 スイス調査
このコンテンツが公開されたのは、
スイス・バーゼル大と英ダラム大が1989年から2002年の間にスウェーデンで初等教育を修了した75万人以上の生徒のデータを用いて行った調査で、女子生徒の方が多いクラスを出た女性はより多くの収入を得る傾向があることが分かった。
もっと読む 女子優位のクラスを出た女性は高収入の傾向 スイス調査
続きを読む
おすすめの記事
スイス政府、国境警備法制の改正案を発表
このコンテンツが公開されたのは、
スイス政府は、シェンゲン協定に合わせた国境警備関連法制の改正案を発表した。
改正案の主な柱は3本。一つ目は、危険人物が国境を越えるのを防ぐ電子システム「欧州渡航情報認証制度(ETIAS:エティアス)」への加盟だ。
もっと読む スイス政府、国境警備法制の改正案を発表
おすすめの記事
シェンゲン協定加盟国の密輸防止対策
このコンテンツが公開されたのは、
スイスはシェンゲン協定加盟国への密輸を防止するために、EU拡大補助金 ( 結束政策補助金 ) を拠出し、ポーランド国境移動警察を援助する意向だ。 たばこは大きな収入源 ポーランドの街、プルチェミスル ( Przemys…
もっと読む シェンゲン協定加盟国の密輸防止対策
おすすめの記事
ナチス略奪美術品の返還作業 スイスの歩みは遅く
このコンテンツが公開されたのは、
ナチスに略奪された美術品の出所確認を美術館に求める「ワシントン原則」。スイスも署名しているが、国内での作業の進み具合はまちまちだ。
もっと読む ナチス略奪美術品の返還作業 スイスの歩みは遅く
おすすめの記事
毎年50トンものゴミ スイスのレマン湖
このコンテンツが公開されたのは、
スイスとフランスの国境にあるレマン湖には、毎年約50トンのプラスチックごみが流れ込むことが新しい研究で明らかになった。
もっと読む 毎年50トンものゴミ スイスのレマン湖
おすすめの記事
フラン高、スイスの飲食店に大打撃 廃業数が記録的な多さに
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでは2017年、前年の3倍以上の数のパブやレストランが閉店した。フラン高が主な要因となり、倒産件数が前年比4.4%増える一方、新規開業は25%減った。
もっと読む フラン高、スイスの飲食店に大打撃 廃業数が記録的な多さに
おすすめの記事
10フランで何が買える?
このコンテンツが公開されたのは、
スイスでは18日から新しい10フラン紙幣の流通が始まる。基本色はこれまでと同じ黄色で、偽造防止策を強化している。果たして、10フラン札で何が買えるのか見てみよう。
もっと読む 10フランで何が買える?
おすすめの記事
スイスの公共交通、運賃は高いがコストパフォーマンスは抜群
このコンテンツが公開されたのは、
スイスの公共交通はたまに使うと高額だが、さまざまな割引チケットを使えば優れたコストパフォーマンスを発揮することが各国の価格比較調査でわかった。
もっと読む スイスの公共交通、運賃は高いがコストパフォーマンスは抜群
おすすめの記事
チューリヒ、世界で2番目に生活費が高い都市に
このコンテンツが公開されたのは、
英経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が15日発表した今年の「世界の生活費」ランキングで、チューリヒは前年からランクを一つ上げて第2位に入った。1位は5年連続でシンガポールだった。
もっと読む チューリヒ、世界で2番目に生活費が高い都市に
swissinfo.chの記者との意見交換は、こちらからアクセスしてください。
他のトピックを議論したい、あるいは記事の誤記に関しては、japanese@swissinfo.ch までご連絡ください。